言葉の風景

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  • サイズ A5判/ページ数 175p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883500208
  • NDC分類 748
  • Cコード C0672

出版社内容情報

日本人の繊細な感性に磨かれ育まれてきた文字と言葉、そしてものごと。その源を辿れば美しい日本の風景が見えてくる…。次世代まで残ってほしい、忘れたくないことばとそして、それを担う日本の四季折々の風景を日本全国に探し訪ねた写真家野呂希一氏。氏の郷愁を誘う写真と穏やかでぬくもりに満ちた荒井和生氏の文章で綴る風景3部作。    こもれび、たまゆら、かざはな…日本人の繊細な感性に磨かれ育まれてきた言葉たちを四季折々の自然写真と共に考察。

内容説明

本書は四季にまつわる、微妙な季節感や雰囲気を伝えるさまざまな言葉を選んで、写真によるイメージの散策を試みてみました。

目次

春の章(立春;ほほえみ ほか)
夏の章(夏至;梅雨 ほか)
秋の章(立秋;気配 ほか)
冬の章(立冬;日和 ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

130
四季にまつわる、季節感や雰囲気などを表現した美しい日本の言葉の数々と風景写真。旅に出たくなった時や季節の変わり目になんとなく再読を重ねてしまう本。「花冷え」「たまゆら」「うつろい」「雪ぐれ」「冬ざれ」・・言葉の優しい響きだけでなく、その意味もその言葉に関係した別の言葉もわかりやすく掲載され、ちょっとした豆知識的な読み物としても楽しめる。日本語の中でも特に残していきたい、積極的に使いたい言葉ばかりで素晴らしい。個人的には「月の鏡」「月花」など、大好きな月に関わる言葉でまだ知らないものがあったことが嬉しい。2014/03/12

neimu

19
図書館本、台風の夜読書。自然の美しい景色が見たくなる癒し系の本。台風の被害、深刻なものは無かったけれどさすがに今回はきつかった。猛暑がぶり返して、自然に感謝する気持ちより、自然の厳しさを思い知らされた今年の夏、そして秋。どんな風にあと3ヶ月2013年を過ごそうか。そんなふうに思う台風一過の午後。言葉で切り取られた風景は静かで優しい。でも、言葉で表仕切れない写真の向こうにある自然は、人間には計りがたい。午後の風は、いつになく新鮮な澄んだ空気を運んでくる。ただただ四季の風景は移りゆく。その思いを目でなぞる。2013/09/16

mshiromi

9
ここにある多彩な言葉をこころの中でつぶやいて景色が見れたら贅沢な時を過ごせそう。丁寧にきりとられた写真から季節が巡る様子を伺えたり、言葉の散策ができる本です。2015/12/28

いの

6
廃盤なのかどこにも売っておらず、どうしても欲しくてやっと中古で手に入れた本。時折少しずつめくり眺めた。写真は勿論素敵だが日本の情緒ある四季の言葉も心の財産として積み重なる。ただ、写真の中の文字の細さに関しては私の目にはきつかった。それでも手に入れることが出来て幸せを感じる。2016/12/14

ラオカン

6
「日本にはこころが満たされる、美しい言葉と色の風景がある」日本語と色の風景シリーズ初読み。四季のある日本で生きているのであれば、やっぱり季節をしっかり感じて生活をしたいものです。そこで感じたものをちゃんと美しい言葉で表現できる人になりたいです。この本は、繰り返し繰り返し、何度も読み返して行きたい。2014/02/18

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