Power electronics
D級/ディジタル・アンプの設計と製作―高効率に電力を増幅できるパワー・アンプの作り方のすべて

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  • サイズ A5判/ページ数 351p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784789830393
  • NDC分類 547.33
  • Cコード C3055

内容説明

小型化と省エネ化は、現代のパワー・エレクトロニクス分野における最大のテーマでしょう。この二つの課題を克服するには、機器の中でもっとも消費電力の大きいアンプや電源を高効率化する必要があります。しかし、従来のリニア方式アンプは、消費電力が大きい、発熱が大きく大型の放熱器が必要、バッテリのもちが悪いなど、多くの欠点があります。この欠点を克服する電力増幅回路がD級アンプです。D級アンプは、パワー・デバイスをスイッチング駆動することで、80%を超える高い変換効率を実現します。この技術を利用すれば、放熱器の小型化や長時間のバッテリ動作が可能になるのです。本書は、D級アンプの設計テクニックと製作事例を集大成したものです。D級増幅段の回路設計法から、LCフィルタ、負帰還技術、市販の制御ICの使い方まで、実践で役に立つ知識を実験を交えながらわかりやすく解説します。

目次

高効率電力変換技術「D級増幅」の実際
D級パワー・アンプを動かそう!
D級パワー・アンプのしくみと特徴
パルス幅変調回路の設計
MOSFET駆動回路の設計
高調波を除去する出力フィルタの設計
LCによる出力フィルタの製作
D級パワー・アンプ用電源回路の設計
ディジタル入力D級アンプの信号処理
D級パワー・アンプの負帰還設計の研究
汎用ロジックICで作る1W出力のD級パワー・アンプ
IC1個とMOSFET4個で作る簡単パワー・アンプの製作
100W出力の本格パワー・アンプの製作
フル・ブリッジ出力タイプのD級アンプの実験
ピエゾ・スピーカ用D級パワー・アンプの設計
D級パワー・アンプのオーディオ性能の評価法

著者等紹介

本田潤[ホンダジュン]
1965年神奈川県生まれ。1988年パイオニア(株)入社。2001年インターナショナル・レクティファイアー入社。現在、米国本社コンスーマICデザインセンタ、シニアICシステムエンジニア
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hashi

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仕事で必要なので、読みました。 回路と実際に実験で動作させた波形が載っており理解しやすい。 部品の選び方や設計のポイントが書いてあります。 実際に作るときに超えないといけない安全規格、誤動作対策、保護回路などのことを具体的に触れられているとさらに良いなと思いました。2013/10/02

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