内容説明
本書の特色は、「死」という最も切実な問題を、様々な側面から、しかも、専門的な観点から論じた点にある。また、公開講座をもとにしたことによって、文字どおり多くの聴衆の方々の声が反映しており、専門家の独言に終始していない点も、おおきな特徴と言える。本書は、一九九二年度の関東学院大学公開講座「死を考える」をもとに編まれたものである。この講座は、横浜市から依託されて、関東学院大学人文科学研究所が、企画し、実行した。
目次
老いと死
脳死について
在宅死を看取る家族の姿
臨床心理からみた「死」の問題
文学における死の問題
キリスト教における生と死
生命倫理について
哲学における死の問題