出版社内容情報
春秋時代の８国（周・魯・斉・晋・鄭・楚・呉・越）の事蹟を、国別に記したもの
春秋時代の八国（周・魯・斉・晋・鄭・楚・呉・越）の事蹟を、国別に記したもの、２１巻。春秋左氏伝と同じく左丘明の著といわれている。左伝が春秋に即して魯国を中心に解説した編年体であるのに対して国語は各国の事蹟を総括的に紹介し、間接的な春秋伝となり、左伝を内伝、本書を外伝とも呼ぶ。
目次
国語巻第一
周語 上
国語巻第二
周語 中
国語巻第三
周語 下
国語巻第四
魯語 上
国語巻第五
魯語 下
国語巻第六
斉語
国語巻第七
晋語 一
内容説明
『国語』２１巻。春秋時代の左丘明の編纂を伝えられ、周・魯・斉・晋・鄭・楚・呉・越の８国の記録であり、年代は紀元前１０００年ごろから前４５３年ごろまで、周の穆王から晋の知氏の滅亡まで、約５５０年間にわたる。古代の書の常として、名称・作者・内容など多くの問題をもっている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィクトリー
2
儒学の聖典とされた春秋と比べて、より元の史書の形が残っている、とのことで読んでみたのだが、解説に訳者の浅薄な歴史観が書き連ねてあってうんざり。春秋左氏伝との違いは比較していないのでよく分からないけど、神降りの記述が少し詳しいのと、弑殺について(君主に徳がなければ殺されても仕方ない)が気に留まった。後者のようなことがはっきり書かれているのは面白い。漢文(訓点付き)が載っているのは、読むのに時間がかかったけどよかった。2015/06/27
BIN
2
春秋左氏伝の姉妹編で会話集。白文、書き下し文、訳文と解説が記載されている。上巻は周、魯、斉、晋の第1章。基本となる周語では、行動から予言し、その結果を記している。儒家はこのような予言とか怪力乱神を嫌うため春秋に記載されていないため、貴重な資料だそうです。予言が的中しすぎて後付という感じがしてしょうがないが面白い。春秋のように編年体で史実だけを書いているのではなく、会話なので史書に比べると読みやすいと思う。それにしても周王は諫言聞かずに自滅しすぎ。2013/05/26
多読多量連投が日課だった
0
春秋時代は書物多くて感心する2018/04/04
