出版社内容情報
e-learningは高度情報化社会の技術革新を利用した教育改革である。サイエンスとしてのe-learningを,情報科学と教育科学の両方の側面を持ち,教育の革新を進める原動力である人間情報科学の視点から多角的に考察。ネットワーク社会における学習環境のデザイン,システム的アプローチと学習心理学に基づくIDなどのほか,e-learning導入の実践例とその評価を紹介している。
1.人間情報科学とeラーニング概説
2.『“人間”“情報”“科学”』より『“人間”と“映像”の“関わり”』を考える
3.ネットワーク社会における学習環境のデザイン
4.ネットワーク社会における情報教育
5.インストラクショナルデザイン(ID)とは何か
6.システム的アプローチと学習心理学に基づくID
7.自己管理学習を支える構造化技法と学習者制御
8.Eラーニングにおける学習者中心設計とIDの今後
9.わが国の高等教育に見るeラーニング
10.早稲田大学人間科学部e-schoolの試行と課題
11.わが国の企業内教育とeラーニング
12.高等教育におけるeラーニングの世界的展開
13.eラーニングによる高等教育システムの変容
14.eラーニングが開く高等教育の未来
15.eラーニングはわが国の高等教育の変革にどのように寄与するか