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内容説明
愉快で美しく、ちょっと哀しいイギリス…。日本エッセイスト・クラブ賞受賞。『イギリスはおいしい』につづくエッセイ第2弾。
目次
1 一人の男と彼の犬
2 庭冴ゆる月なりけりな…
3 お茶はホコリの香り
4 勇気とは何か
5 ささいなる文化
6 四季
7 ロンドンの哀しさ
8 冬の楽しみかた
9 豚の個人主義
10 甘いクリスマス辛いクリスマス
11 動物たちの庭
囚われぬ魂―あとがきに代えて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
55
『イギリスはおいしい』がとても面白かったので続編も読んでみました。こちらはボストン夫人のマナーハウスに下宿していた当時の思い出がメイン。ボストン夫人の『グリーン・ノウ物語』シリーズをずっと読みたいと思っていましたが、この本を読んでいっそう思いが募りました。2017/09/21
おいしゃん
6
【星五つ】恥ずかしながら林望さん初読みだったが、今まで読んだエッセイの中でも、一二を争う面白さ。他の本も読んでみよっと。2014/02/11
ぬらりひょん
4
たまにこういうエッセイを無性に読みたくなる。ああイギリス~。。。まずくておかしくてうつくしい国。ニュージーランドでは食器を洗剤で洗った後すすがずにそのまま拭いちゃうと聞きましたが、イギリスでは食器はもちろんお風呂のあとも泡がついた体をそのままバスタオルで拭くとか。どっちが普通なのでしょう?20年以上前のエッセイだけど、イギリスのことだからきっと今でも変わらないんだろうなぁ。 2012/10/31
ganesha
3
イギリスはおいしいに続く著者第二弾のエッセイ。児童文学作家ボストン夫人のマナーハウスに下宿していたときのエピソードなど、英国の愉快不愉快が洒脱な文章で書かれていて、楽しく読了。「その一面の菜の花畑は、純粋混じりっけなしの黄色で、まるで絨毯のようにみっしりと丸い丘を覆いつくし、やがて行き行きて天に至るのである」という一文と、フラッドについての文章が特に心に残った。2020/06/23
オペラ座のカニ人
1
グリーン・ノウ物語」作者ルーシー、ボストン夫人からイギリスの話。1991年夏の3ヶ月をロンドンで過ごしていたので多少理解できた部分があり、愉快に読めた。イギリスの特色、特徴がうまく書かれていてよくわかった。2022/10/07