出版社内容情報
鮭食の伝統「しもつかれ」、伝統行事に食の歴史をとどめる栃木の食。海なし県栃木で多用される川魚、里芋。山と川と里の国栃木の習俗、行事、暮らし、食の姿を伝える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sawahiko
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栃木において100年近く前、大正末期~昭和初頭にどのような食生活をしていたか、というのを聞き取り調査して作成された本。このシリーズはひじょーーーーーーに価値が高いと思います。写真も豊富だし。ぜひ自身の故郷の号を手に取って一読してみてほしい。高度流通基盤が無くとも、このような人間らしい食生活を送ることは可能なのだ。自然で無理のない姿なのだ。と思う。その地域に住む上で無理のない食生活とはどういうものか?の直近の情報である。これ以降は流通が良くなって、地域性がどんどん無くなっていっただろうし。2015/03/18