Mathematica3による工科の数学

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  • サイズ B5判/ページ数 191p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784501530303
  • NDC分類 410
  • Cコード C3055

出版社内容情報

この本の目的は,Mathematicaを用いて工科系の大学で学ぶ数学の全体像を概観することです。数学の厳密な記述やコマンドの詳細な説明はできるだけ軽くし,すべて実例を通して工科系の数学とMathematicaの機能の基本的な部分が全体として把握できるように配慮してあります。
 MathematicaはWolffram Research社(米国)が1988年に発売した数学とその応用のためのソフトウェアで,現在各国で多くの研究者・エンジニア・学生によって使われています。Mathematicaの特色は,操作が簡単であるということと,広い範囲の機能を備えていることです。この本の中でみるように,工科系の大学生が学ぶいわゆる工業数学のさまざまな分野を簡単なコマンドで処理できます。また,グラフィックスを容易に描くことができます。

 この本の構成は次のとおりです。予備知識としては,高等学校までの数学を仮定しています。
 第1部 高等学校の数学の範囲で,この本で用いるコマンドのほとんどを説明します。
 第2部 大学初年次に学ぶ微積分と線形代数をMathematicaがどう扱うかを示します。
 第3部 工科系の大学の4年間で学ぶ数学のいろいろな項目の総覧です。
 付録 第2部・第3部に現れる項目で高等学校で習っていないものについての簡単な解説です。

 この改訂版はMathematica version 3に基づいて書かれています。基本操作の解説を増やしたこと,バージョンアップに伴う多少の変更をしたこと高等学校のカリキュラム改訂に伴って一部配置を変えたことを除けば,内容的には初版と変わりありません。また,フロッピーディスクに換えてCD-ROMを記録につけました。図版はそこですべてカラーで見ることができるので,グラビアは削除しました。

 最後に,この本の出版にあたってお世話になった東京電機大学出版局の植村八潮・菊池雅之両氏ならびにコンピュータ実習室の土肥紳一・竜田藤男・若井英夫各氏にお礼を申し上げます。
1999年4月

田澤義彦

第1部
 1 計算
  1-1 数の計算
  1-2 式の計算
  1-3 ベクトル・行列の計算
  1-4 微積分の計算
 2 方程式
  2-1 方程式
 3 グラフ
  3-1 曲線
  3-2 オプション
  3-3 陰関数のグラフ - パッケージを開く
  3-4 曲線のパラメータ表示
  3-5 アニメーション
第2部
 4 微積分
  4-1 極座標
  4-2 逆三角関数
  4-3 整級数展開
  4-4 いろいろな積分
  4-5 微分方程式
  4-6 広義積分
  4-7 3次元のグラフィックス
  4-8 編微分
  4-9 多変数の関数の整級数展開
  4-10 多変数の関数の極値,ラグランジュの乗数法
  4-11 曲線・曲面への応用
  4-12 重積分
  4-13 面積・体積
 5 線形代数
  5-1 行列式
  5-2 行列
  5-3 連立1次方程式
  5-4 ベクトル空間
  5-5 固有値・固有ベクトル
第3章
 6 複素解析
  6-1 複素平面
  6-2 複素関数
  6-3 等角写像
  6-4 級数展開
  6-5 留数定理
 7 フーリエ級数
 8 ラプラス変換
 9 微分方程式
  9-1 1階微分方程式
  9-2 高階微分方程式
  9-3 線形微分方程式
  9-4 連立微分方程式
  9-5 ラプラス変換による解法
  9-6 偏微分方程式 - フーリエ級数の応用
 10 ベクトル解析
  10-1 曲線・曲面
  10-2 スカラー場・ベクトル場
  10-3 積分定理
 11 統計
  11-1 統計処理
  11-2 グラフ
  11-3 仮説の検定
付録  第2部・第3部の解説
文献表
コマンド・ファイル・パッケージの索引
用語の索引

CD-ROM

内容説明

本書の目的は、Mathematicaを用いて工科系の大学で学ぶ数学の全体像を概観することです。数学の厳密な記述やコマンドの詳細な説明はできるだけ軽くし、すベて実例を通して工科系の数学とMathematicaの機能の基本的な部分が全体として把握できるように配慮してあります。

目次

1 計算
2 方程式
3 グラフ
4 微積分
5 線形代数
6 複素解析
7 フーリエ級数
8 ラプラス変換
9 微分方程式
10 ベクトル解析
11 統計

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