ソシュールのすべて―言語学でいちばん大切なこと

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  • サイズ A5判/ページ数 193p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784327376918
  • NDC分類 801.02
  • Cコード C0081

出版社内容情報

ソシュールを知る最良の入門書

 「言語学の祖」と呼ばれ、言語学では常識以前となっているソシュールの思想を、そして言語学をこころざす人ならかならず手に取られてきたソシュールの講義録である『一般言語学講義』を、言語学に興味のある人なら誰にでもわかる形であますことなく解説した入門書です。ソシュールの思想のどこがすぐれ、現代の言語学にどのような影響をもたらしてきたかを一読で理解することができます。

著者紹介/著者による他の著作等
町田 健(まちだ けん)
 1957年福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。東京大学助手、愛知教育大学助教授、成城大学助教授、北海道大学助教授を経て、現在、名古屋大学教授。専門は言語学。文の意味と構造の関係、ソシュール学説、フランス語の歴史などを研究。おもな著書に『町田教授の英語のしくみがわかる言語学講義』『言語学が好きになる本』『生成文法がわかる本』『日本語のしくみがわかる本』『言語学のしくみ』(いずれも研究社)、『コトバの謎解き ソシュール入門』(光文社新書)、『まちがいだらけの日本語文法』(講談社現代新書)、『言語が生まれるとき・死ぬとき』(大修館書店)、『言語学』(東大出版会・共著)、『よくわかる

第1章 コトバが通じるしくみ
第2章 コトバの基本単位
第3章 言語学の方法
第4章 コトバを支配する原理
第5章 言語記号の性質
第6章 言語学の課題
索引

内容説明

近代言語学の父ソシュールを、『一般言語学講義』を、そしてコトバのしくみを知るための最良の入門書。

目次

第1章 コトバが通じるしくみ
第2章 コトバの基本単位
第3章 言語学の方法
第4章 コトバを支配する原理
第5章 言語記号の性質
第6章 言語学の課題

著者等紹介

町田健[マチダケン]
1957年福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。東京大学助手、愛知教育大学助教授、成城大学助教授、北海道大学助教授を経て、現在、名古屋大学教授。専門は言語学。文の意味と構造の関係、ソシュール学説、フランス語の歴史などを研究
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

31
☆3。ソシュールの「すべて」、と言いながら、のちの思想界に多大な影響を与えた部分(言語哲学)はオミットされて、純粋に言語学者としてのソシュールを捉えている。町田健氏自身が言語学者で、言語哲学者じゃないのでまあそれはそれでいいのだが、不満は残る。コトバの「広がり」を感じさせず、ただ「コトバ」の中のみの分析に終始していて、本当にこれが「すべて」ならば何故後生の多大な人たちにショックと影響を与えたのか理由が分からない。言語学を履修した学生向けの書物、そう思えばよくまとまっているが・・・。2019/08/27

やまやま

5
コトバの働きについて、話し手から聞き手への意味の伝達を明らかにしようとしたソシュールの努力を語る。同じ言語を使っている人の頭の中にある共通の仕組みを明らかにすることを言語学のターゲットにしたことについて、分かりやすく伝えようと努力している。知覚対象を記号と考えた時に、意味を「所記」、具体的な音や図形を「能記」と分類して記号論への途を開いた、といったことを大学時代にレポートで提出したことを思い起こし、著者の説明を納得。品詞分類についてのソシュールの疑念は、科学的に検証困難なことを法則化する危惧と理解。2019/07/04

amanon

5
先に読んだ著者訳の『一般講義』の良いおさらいになった。また、丸山氏のように無暗にソシュールを持ち上げるのではなく、ソシュールの思想の限界や欠陥もちゃんと指摘しているのに好感が持てる。ただ、個人的に気になったのが、全ての言語にある普遍的な要素があると想定するのはいいとして、それを解明するような体系知が果たしてありうるのだろうか?ということ。実際、本書でも、度々日本語の例が挙げられるのだけれど、ソシュールの理論でどこまで日本語の本質を解明できるのか、首を傾げたくなった。ソシュール入門書としては良書だと思う。2017/02/25

あすか

2
ソシュールは基本的な言語の性質(公理)を唱え、言語学を科学へと導いた。①音素と意味の結び付きは“恣意的”である、②言語記号は“線状性”を持つ。 意味の伝達をするために、同じ言語話者が持つ言語記号→意味に翻訳する共通の法則(ラング)を解明することが言語学の目的だとし、ある事物の意味は、他の事物の意味との関わり合いの中で決定されるという性質(範列関係)に鑑みると、「ラングの共時態」こそが言語学の研究対象だと主張した。 事物の意味を他人に伝達するためには、同じイメージを共有していなければならない。2021/10/10

ぐぐ

1
ソシュールの考えをわかりやすく日本語を例に挙げて教えてくれる。 単語の意味と音は無関係であり、なぜその語順なのかは誰にもわからない。不思議だ。 言葉とは生き物のように変化し、影響し合っている。 言語は世界を反映しているのだろうか。 ヴィトゲンシュタインの「言語の限界は、思考の限界」という考えがよぎる。 言語学の目的が物理学のように共通する規則性を見出すことだとわかったが、この本を読んだだけでもその道のりは途方もなく長いことがわかる。2022/02/08

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