出版社内容情報
英米を中心とする現代の批評理論をカバーし、主要な批評家の思想と方法を分かり易く記述した本邦初の集大成。各巻とも参考文献、用語解説付。
内容説明
物語論、解釈学、読者と読みの理論、受容美学など、受容理論を中心に批評家別にその思想と方法を易しく記述する。
目次
1 物語論(方法意識としてのレトリック―ウェイン・C.ブース;文学の科学への夢―バルト、ジュネット、チャットマン)
2 解釈学(「作者の意図」の解釈学―E.D.ハーシュ;仲介者としての解釈家の運命―フランク・カーモード)
3 読者と読みの理論(アフェクティヴ・クリティシズム―スタンレー・フィッシュ;読書過程の倫理学―ヴォルフガング・イーザー)
4 受容美学と歴史の問題(文学史への〈挑発〉―ハンス・ローベルト・ヤウス;歴史叙述の詩学―ヘイドン・ホワイト)