出版社内容情報
【解説】
人間型ロボットの研究(ヒューマノイドロボティクス)における我国の第一人者である著者が、RoboCupSoccerをテストベッドとして実施・集積してきた数々の研究成果を整理し、初めて公開する。
【目次】
RoboCupと強化学習・教示と学習・複数タスク、複数ロボットから認知発達ロボティクスへ 他
目次
第1部 RoboCupと強化学習(RoboCupの目的と視覚移動ロボットのタスク;強化学習による視覚移動ロボットの行動獲得;視覚移動ロボットの行動学習のための状態空間の自律的構成;実ロボットによる強化学習のための状態空間のオンライン推定)
第2部 教示と学習(直接教示による相互知覚行動不整合問題からの能動学習;教示データに対する情報量基準に基づく観測対象選択戦略の獲得)
第3部 複数タスク、複数ロボットから認知発達ロボティクスへ(強化学習モジュールの階層的構築による行動獲得;移動ロボットの干渉する複数行動の再学習領域の識別に基づく統合;複数ロボットによる協調行動の強化学習のための状態空間の構成;視覚移動ロボットの行動学習のための環境の複雑度制御;共進化によるマルチ移動ロボット環境における協調行動の獲得;認知発達ロボティクス)
著者等紹介
浅田稔[アサダミノル]
1977年大阪大学基礎工学部制御工学科卒業。1982年大阪大学大学院基礎工学研究科後期課程修了。同年、大阪大学基礎工学部助手。1989年大阪大学工学部助教授。1995年同教授。1997年大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻教授。工学博士となり現在に至る。この間、1986年から1年間米国メリーランド大学客員研究員、知能ロボットの研究に従事。1989年情報処理学会研究賞。1992年IEEE/RSJ IROS’92 Best Paper Award。1996年日本ロボット学会論文賞。1998年人工知能学会研究奨励賞。1999年日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門貢献賞。2001年文部科学大臣賞:科学技術普及啓発功績者賞。2001年日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門賞:学術業績賞それぞれ受賞。日本ロボット学会、電子情報通信学会、情報処理学会、人工知能学会、日本機械学会、計測自動制御学会、システム制御情報学会、日本赤ちゃん学会、IEEE R&A、CS、SMC societiesなどの会員。NPOロボカップ日本委員会会長。ロボカップ国際委員会副会長
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