SDライブラリー<br> 近代建築の系譜―1900年以後〈上巻〉

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近代建築の系譜―1900年以後〈上巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 350p/高さ 20X16cm
  • 商品コード 9784306061033
  • NDC分類 523.06
  • Cコード C1352

目次

第1部 近代建築形成の岸辺(19世紀における近代建築思想;新しい形態の探求、装飾という問題;合理主義、技術の伝統、鉄筋コンクリート;イギリス、アメリカのアーツ・アンド・クラフツ理念;機械化への反応―ドイツ工作連盟と未来派;フランク・ロイド・ライトの建築体系;キュビスムと新しい空間概念)
両大戦間における近代建築の結晶化(ル・コルビュジエ―理想形態を求めて;ヴァルター・グロピウス、ドイツ表現主義、バウハウス;建築と革命―ソビエト;摩天楼と郊外―戦間期アメリカ;理想のコミュニティ―工業都市への対策;インターナショナル・スタイル―才人たちと機能主義の神話;ポワシィのサヴォア邸―ル・コンビュジエのイメージと理想;1930年代のライトとル・コルビュジエ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

OKKO (o▽n)v  終活中

2
修士1年坊主=M1の単位を取るにはまだ4単位レポート2本が残っている! その1本目のネタを課題図書の中から選ぶのだが、ある意味王道のフランク・ロイド・ライトに挑戦じゃ。ライトを取り上げることは1年ほど前から決めていたが、M1は研究やら他の課題やらむちゃくちゃ忙しくてちーとも調べを進めることができず、ついにギリギリまで持ち越し胃に穴があきそうな今日このごろ ◆ライトは自分を信じていたそうだが、三期に分けうるライトのキャリアを俯瞰すれば、それは挑戦と革新との間を往来するものではなかったかとふと2016/01/08

OKKO (o▽n)v  終活中

0
近代建築講義に向けて図書館から借りたのち購入決定。一気にたくさん読まねばならなかったので、コルビュジエ、レーモンド、カーン、前川國男、モダニズム批判に的を絞って飛ばし読みしたが、19世紀からモダニズム、ポストモダン、そして現在進行中の建築と都市を考えるための基礎固めの通史としてばっちり。モノクロだが写真も豊富……アハハ、モダニズムなんざモノクロで十分か! どうせ「白い箱」とコンクリだもんなあ。◆いただけないのは翻訳。ところどころやたら稚拙、そのせいで戻り読みが必要でイラっ。ちゃんと校正したのかよ……2013/03/27

May

0
20世紀のヨーロッパ・アメリカにおける近代建築の展開を扱った本。前半では、19世紀の折衷主義や種々の芸術運動の中から建築の形態に関する新しい潮流が生じてくる過程を作家論的に追っている。後半では戦間期にそれぞれ独自の理念を掲げた建築家や地域について、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ、ル・コルビュジエを軸に論じている。近代建築の成果をひとくくりにしがちな「インターナショナル・スタイル」という神話に対して慎重に距離を取った記述。見た目の類似ではなく思想的な発展と継承に重点を置いている。2013/03/24

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