少年たちの迷宮―裁かれた十歳の殺人者たち

少年たちの迷宮―裁かれた十歳の殺人者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 338p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163539508
  • NDC分類 936
  • Cコード C0036

出版社内容情報

英国の十歳の少年たちはなぜ子供を惨殺したのか?大人と同様に裁くのは正しいのか?詩人の眼を通じて子供の心の闇を語る

内容説明

二歳の子どもを殺した十歳の少年たちの心の迷宮にいま、ひとりの詩人が足を踏み入れる―。裁判官殿、もし十歳の子どもに善悪の区別が正しくできると言うなら、十歳の子どもに陪審員を任せますか?1993年2月12日、英国リヴァプールのショッピング・センターから二歳の男児ジェイムズ・バルガーが行方不明になった。二日後、近くの線路上で撲殺されたうえ、切断されたジェイムズが発見される。その犯行の残虐さに人々が恐れおののくなか、十歳の少年二人が逮捕された。世論にあと押しされるように、彼らは実名で報道され、殺人容疑で裁判にかけられ、不定期刑(無期懲役)の判決が下る。

目次

1 少年十字軍
2 法廷
3 十五時四十二分三十二秒
4 行路
5 専門家
6 家
7 嘘、涙
8 週末
9 殴打
10 性的暴力の痕跡
11 答弁なし
12 まさかの話

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