内容説明
ソビエトが世界に誇るレニングラードのエルミタージュ美術館は、270万点にも及ぶ作品を所蔵する世界屈指の美術館です。その厖大なコレクションは、ルネサンスから現代に至る西欧絵画、シルクロードやスキタイの出土品、ロシア民族文化など、きわめて多岐にわたっています。本シリーズは五木寛之氏を案内役に迎え、さまざまな角度からその多彩な魅力を紹介するものです。
目次
私にとってのピカソ(マティスとピカソ;フランス近代絵画の巨匠たち;西欧絵画 その華麗なる展開)
名作とその周辺(ピカソ『訪問』;ゴーギャン『タヒチの牧歌』;ルーベンス『大地と水の結合』;フリードリヒ『帆船にて』)
対談 五木寛之美術散歩(モダン・アート―夢と挑戦の軌跡;ローリング・ストーンズと印象派画家たちのエネルギー)
エッセイ(シチューキンとモロゾフについて;ペテルブルグの画学留学生)
収集家の炯眼
北方のヴェネツィアの宿命