内容説明
北アルプスの麓で想像力の極限に挑み続けて30年。小説家は、ついに究極の趣味と出会った。純白の花、雑木の若葉、木ぬれにさえずる小鳥、花吹雪を呼ぶ風…生の悦びを歌う楽園を自らの手で造る日々。育て上げた逸品の数々もカラー写真で紹介。著者初めてのガーデニング・エッセイ。
目次
祖父の土地へ
防風のための樹を植える
土の匂いと、緑の風を肌で感じて…
野鳥を集めるためイタヤカエデの林をつくる
英国のホワイトガーデンを知り、思わずこれだと叫んだ
宵口に庭に佇むと官能的で忘我の境に浸る
電動刈り込み鋏の威力に感嘆の声をあげる
毛虫退治に窮してヒマラヤ杉などを次々と切り倒した
水撤きは単調で退屈だが、植物をじっくり観察できる
ブナの木の下に佇むと得もいわれぬ安らぎを覚える〔ほか〕
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