内容説明
二〇〇〇年六月三〇日、松竹大船撮影所はその六四年の歴史に幕を降ろしたが、往時を偲ぶ有志たちによって「自分たちで綴る大船」が書かれることになった。「大船調」という言葉が輝いていた頃、活動屋たちは夜を日についで映画を作っていた。若き日、働き盛りの日、現場を走り回っていた五五人の人間が語り継ぐ「キネマの天地」の熱い証言は、戦前、戦後の日本の青春史であり、そしてまた、貴重な庶民史でもある。
目次
監督・助監督
俳優
企画・人事
撮影・現像
照明
編集
録音
装飾・装置・美術
スチール
製作
著者等紹介
森田郷平[モリタキョウヘイ]
1930年神奈川生まれ。51年、松竹大船撮影所「美術部」に入所。「君の名は」や「砂の器」といった名作の美術として活躍した
大嶺俊順[オオミネトシノブ]
1934年栃木生まれ。60年、松竹大船撮影所「演出助手室」に入所
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