集英社新書<br> 往生の物語―死の万華鏡『平家物語』

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集英社新書
往生の物語―死の万華鏡『平家物語』

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087200393
  • NDC分類 913.434
  • Cコード C0210

内容説明

『平家物語』は平家滅亡の物語であり、平家一門の「死に様」の物語ともいえる。清盛の地獄の死、宗盛の愚かしくも人間的な死、知盛の剛毅で潔い死、建礼門院のありがたい死…。著者は、この『平家物語』を空前絶後の「死(タナトス)」の大文学としてとらえ、その主要な登場人物11人の様々な最期から逆照した彼らの生きかたを「死への道筋」と見ることで、新しい面白さを発見していく。そして、私たち現代人にも、避け得ない「死」と向き合うための心の工夫のヒントを与えてくれるのである。

目次

1 平清盛の往生
2 平重盛の往生
3 平宗盛の往生
4 能登守教経の往生
5 平知盛の往生
6 薩摩守忠度の往生
7 平維盛の往生
8 平重衡の往生
9 建礼門院(平徳子)の往生
10 木曾義仲の往生
11 六代御前の往生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムカルナス

7
サブタイトル<死の万華鏡「平家物語」>の通り、平家の登場人物11人の死にざまについて語られている。「新・平家物語」読了後の副読本として読んでみた。「新平家」は吉川英治の好みで脚色されている部分、元の平家物語から割愛されてい部分もあるので違いはあるが、私もやはり印象に残った往生は武者としての能登守教経、木曽義仲。死にざまは結局生き様なのだと思うが彼らの強烈な生き方が往生にも表現されている気がする。立派な最期としては平重衡が印象的。いつも決断できない宗盛は往生際も悪い。2019/09/12

あを

0
題名は仰々しいが、読みやすく面白かった。2012/02/23

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