出版社内容情報
【内容紹介】
ジャスミンの香りにつつまれた6月の美しいムーミン谷をおそった火山の噴火。大水がおしよせてきて、ムーミン一家や動物たちは流され、ちょうど流れてきた劇場に移り住むことにした。ところが、劇場を知らないみんなが劇をはじめることになって……。国際アンデルセン大賞受賞作家の楽しいファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だまし売りNo
39
ムーミン一家が演劇をする。英書タイトルは『Moominsummer Madness』。ムーミン谷に大洪水が押し寄せ、ムーミン一家らは流れてきた大きな建物に住み着くことになる。その建物は衣裳部屋に沢山の衣装があるなど普通の住宅とは異なっていた。その建物は劇場であった。演劇というものを知らないムーミン一家らは劇団をすることになる。ムーミンバレーパークには、この話に由来する「エンマの劇場」がある。2023/12/31
ミエル
24
久しぶりに再読、ムーミンたちの言葉を借りた著者の哲学は深い。彗星の話がとても好きだったのけれど、読み返してみれば夏まつりも良い。あふれる自然とゆったりした時間の流れは、現実逃避に心地よい。2015/07/22
森の猫
14
子供の頃に読んだ時とは、また違う印象&感想です。妙に哲学的な台詞があったり。全体に流れる北欧の自然の豊かさに憧れます。2015/07/01
翡翠
10
4回目。2022/08/17
ゆぽんぬ
10
ムーミン一家、ムーミンを見つけるため、劇に挑む!脚本はもちろんムーミンパパ! ムーミン谷に始まり、ムーミン谷に終わる物語。 洪水に流されて、いろんな恐ろしいめにあったすえ、やっと自分の家を、もう一度見つけるのです。 24人の子供を育てるスナフキンはいいパパになりそう。好きだな〜。 (ムーミントロール!また、次の光を浴びて、一緒に泳ごうね。そのあとで、ほらあなの中へ入って、おしゃべりをして……) ムーミンとスナフキンの再会は感動した!この二人の友情は胸が熱くなる。2020/10/31