講談社文庫<br> ムーミン谷の仲間たち

講談社文庫
ムーミン谷の仲間たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061380851
  • NDC分類 949.83

出版社内容情報

【内容紹介】
すてきなムーミン一家を中心に北国のムーミン谷にすむ仲間たちの楽しい生活を描いた9つの童話集。ムーミントロールの親友で孤独と自由を愛する詩人のスナフキン、空想力豊かなホムサ、おくびょうでなき虫のスニフ……。国際アンデルセン大賞受賞作家ヤンソンの詩情あふれる楽しいファンタジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダリヤ

46
ムーミン一家の出番があまりなかったのがすこしさみさかったけれど、個性豊かなムーミン谷に住む仲間たちの生活や考えをのぞくことができて、とてもたのしかった。さいごのりゅうのおはなしがとても好きすぎて、このお話の映像がはいっているDVDを購入してしまったほど。そしてしずかなのがすきなヘムレンさんもとてもすき。公園の中の遊園地をしずかにたのしむ景色のうつくしさ。ムーミンの世界観にますますはまってしまう。2015/01/02

にゃんころ

31
再読。個人的にはフィリフヨンカの話が好き。ムーミンは子供向けというイメージが強いと思うんですが、実は意外とブラックだったり哲学的だったりするんですよね。楽しい・・・に次いで好きな1冊です。2011/05/11

コジ

30
連作に近い短編を納めたムーミンシリーズ。「ニョロニョロのひみつ」と「目に見えない子」が良かった。しかし前者は解説では失敗と言われている。これはたぶん優しさと哲学性の両立に失敗して哲学性が強く出ていて子供達がよんでもピンと来ない大人向けの内容だからだと思われる。「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」も若干大人向けかもしれない。この作品と「しずかなのがすきなヘムレンさん」は夏に小さな島で一人で過ごした作者の気持ちや経験が反映されているように思える。「もみの木」はクリスマスシーズン前にもう一度読み返したい。2017/10/03

詩歌

29
急に動いたらなくなってしまう空気のような、歌や思いやりの気配をそーっと読みました。今まで絵本とアニメの印象が強く、そのイメージに影響されていたと実感しました。不安や嘘のザラザラした不快感、植物の濃厚な匂い、孤独や不和もまとめて小物のように陳列棚に収まって静かにそこにあります。それにしても石油加工品はどの種族が作り出してるんでしょうね?(笑)2014/09/13

シルク

24
これはさ。読み手が年をとるほどに汲み取るものが深くなる、珠玉の小品集だと思うんだな(´_ゝ`)初めて読んだこどもの時は、9割方訳が分かっていなかった。他のムーミン作品と比較すると、随分地味だという印象を持ったりもしていたかも。次に読んだのは3年前。勿論文章を読解することは出来て、話の筋を把握することは出来ていた。けれども、味わうという所までは到底到達していなかった。この作品集の滋味を享受する器が、わたくしの中にまだ形成されていなかった訳で。そんで今回。「…う、お、お(;゚Д゚)!!!」てな感じですね。2015/11/24

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