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内容説明
tRNA、rRNA、mRNAか関与するタンパク質合成系の研究がRNA学の第一の隆盛期ならば、現在のスプライシング、自己スプライシング、リボヌクレアーゼP、ウイロイドやウイルソイドの自己切断するRNAの研究はRNA学の第二の隆盛期といえる。1989年10月、アメリカのコロラド大学のチェックとエール大学のアルトマンは、RNA触媒の発見の業績により1989年度ノーベル化学賞を受賞した。これを機会に、RNA学の新しい展開に一層のはずみがかかるものと思われる。
目次
プロローグ RNA学の新しい展開
第1章 生命の基本的しくみとRNA
第2章 RNAの基本的性格
第3章 RNAの生合成
第4章 RNAとタンパク質合成
第5章 RNAウイルスと病気
第6章 RNA触媒、リボザイム
第7章 RNAと生命のはじまり
第8章 RNAの祖先を探る
エピローグ