内容説明
『源氏物語』の真の主題は?平安時代のフェミニスト紫式部が後世に託した女性解放の思想を読み解く。
目次
序章 紫式部へのメッセージ
1章 紫式部という人
2章 『源氏物語』の主人公たち
3章 宇治十帖の必然性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
18
〝紫式部からの真のメッセージ〟 #読了 『源氏物語』関連本として。紫式部が実は…。女性学、フェミニズムの立場から論じられる『源氏物語』。その深さを感じます。2021/09/01
CBF
1
(★★★★★) 源氏物語の真の主題は?紫式部が後世に託した思想を読み解くー。 大河ドラマ「光る君へ」で、久々に源氏物語への興味が戻って来て読んだ一冊。登場する女性側目線で読むと、光源氏目線とは全然物語が違って見えるのが謎解きみたいで面白かった!例えば、紫の上は一番源氏に愛された女性だけど、"離してもらえず出家も許されず亡くなった"という最期が幸せだったのか.. 「『源氏物語』を華やかな恋物語と読みちがえてしまうような、男性主体の発想に立てば、自由な恋と見えてしまうだろうが、その多くは男性側の自由である。」2024/05/06