朝日選書<br> テレビの社会史

朝日選書
テレビの社会史

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  • サイズ B6判/ページ数 299,/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784022594617
  • NDC分類 699
  • Cコード C0336

内容説明

テレビは社会をどう変えたか。テレビのむこうに戦争がみえる。宇宙がみえる。それを見ている主婦がいる。子どもがいる。番組、視聴者、製作現場をたどっていくと「日本の戦後」がみえてくる。

目次

テレビの風景
ニュースの風景
必殺の風景
戦争の風景
教室の風景
アメリカの風景
結婚の風景
海外旅行の風景
CMの風景
ネットワークの風景
宇宙の風景
NHKの風景
ニューメディアの風景―あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

西澤 隆

3
「1台目のテレビが茶の間やリビングにある国は珍しい」のか。実は一番驚いたところは、コレ。確かにたとえばAVを男の子が見るときにはたぶん隠れてみるはずだし「映像を見る」ことは実はとても個人的な趣味が露呈してしまうもの。それだけに「テレビはまずは茶の間に置かれ、2台目3台目があってはじめて個人視聴用」というのは確かになかなかかわった状況なのかも。その1台めのテレビが20インチより小さい時代に書かれた、テレビがどう社会に関わってきたかのエッセイはテレビが本当に力を持っていた時代を懐かしく思う一冊でもあるのです。2017/07/10

印度 洋一郎

2
朝日放送に勤務し、長年テレビ製作の最前線にいた著者による、「社会的存在としてのテレビを考察」した本。茶の間や床の間といった家庭の中心的な位置にテレビがある日本、寝室や一目につき難い場所にテレビがアメリカの比較といった、社会の中でのテレビのあり方や、殺人や戦争をリアルタイムで放送してしまう事の是非、CMや旅番組や夫婦トーク番組の存在意義など内容は幅広い。そして、民放の人らしく、NHKへの苦言(専らその特権意識について)も力が入っている。朝日放送社員らしい、関西放送文化の地番沈下への嘆きも興味深い。2017/05/06

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