出版社内容情報
自然科学のみならず，学問のあらゆる分野において，また産業界の広い範囲で，数理的思考，数理的問題解決の方法は必須のものとなっている．それぞれの分野を代表する一線の研究者が集い，今世紀後半における現代数学や計算機科学などの諸科学のめざましい発展を受けて，応用のための数学理論，数理的解析手法の体系はいかにあるべきか，また実際的な問題解決にあたって，何が核となるべきかを明快に解説する．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Chris
1
統計学を幾何学的視点で捉えるという点に興味がわいて読んだ本。本には基本的な微分幾何の知識しか用いないと書かれていますが、この本を読みこなすにはかなりしっかりとした微分幾何の理解が求められます。微分幾何の専門書やリーマン幾何の専門書を読んだ人、また幾何学の議論に慣れている人でないと読んでいて辛いと思います。勉強してまた読み返したいと思います。またこの本は日本語版は絶版？で別に英訳が出ています。そちらのほうが証明なども丁寧なようなので、英語に抵抗がなければそちらをおすすめします。2013/12/20
