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ほろびた国の旅 from books.google.com
... ほろび. ひわ三木卓には、満洲国の少年時代を回想した多くの作品があるが、代表的なものとしては芥川賞を受賞した「鴉」の収録された連作『砲撃のあとで」や「われらアジアの子」などの作品集や、「ほろびた国の旅』(一九七三年、盛光社)のような少年小説 ...
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「満州」と近代日本 川村湊. ほろびた国の旅つまり、性であれ死であれ、人間の「生」ということそのものであれ、彼らは学校から離れ、家庭を離れた逃避行の中で学んだのである。「引揚げ」という大きな学校。それは巨大な体験と意味の集積としてあった ...
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... た」横尾忠則の母親像はずっしりと重い。死んだ母の身につけていた胴巻からでてきたものは預金通帳と経本。そして八枚の春画 ... 国、知ってるかい?地図持ってきたっのに出てないと思うな。今の中国の東北区にあった国なんだ。たった十年ちょっとでほろびて ...
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... た時間だと考えます。ぼくはその失われた時間を、現在の時点でつかまえなければならないと思うのです。(中略)そしてたとえば、戦争を書く場合、それは作者である大人にとってもも早過去のものです。読者である子どもにとって ... ほろびた国の旅』を読む.
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... ほろびた国の旅』盛光社 6 ・ 5 )をあげることができる。「ほろびた国の旅』では、戦後の東京で暮らしている一九五四年の「ぼく」(「三木卓」という名前の青年)が、タイムスリップして、少年期をすごした、一九四三年の満州を旅する。そこで、あらためて ...
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... ほろびた国の旅」起稿。中絶。一九六六年二月、河出書房新社編集部につとめる。五月、童話「星のカンタータ」を「言葉の宇宙 ... ほろびた国の旅』出版。童話『時間の国のおじさん』(ともに盛光社)。八月、童話『星 社)、十月、エッセイ集『庭から 131 一 ...
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... ほろびた国の旅』『時間の国のおじさん』(ともに六九・すばる書房盛光社)『星のカンタータ』(同・理論社)『真夏の旗』(七一)を発表。小説は七一年頃から書き始め、「鶸」(七二)で芥川賞受賞。以後小説を中心に執筆するが、小説は、「野ばらの衣」(七九 ...
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... ほろびた国の旅』、『時間の国のおじさん」をそれぞれ盛光社より刊行。八月、『星のカンタータ』を理論社より刊行。十二月、カターエフ『ななつのおねがい』を翻訳、あかね書房より刊行。昭和四十五年(一九七〇)三十五歳一月「詩人堀川正美」(現代詩文庫 ...
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... た「砲撃のあとで』の諸編も、植民地に育っ少年の痛みをあらわしていたが、それより四年前に書かれた本書は処女作童話であり、詩人らしい清冽な印象深い言葉で語られている。一九四五年八月十五日、一つの国がほろびた。「満州 ... ほろびた国の旅」三木卓.