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ディアスポラ

勝谷 誠彦  著

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発行年月 2011年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 233p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784163807508
商品コード 1003065157
NDC分類 913.6
書評掲載誌 朝日新聞 2011/10/23、産経新聞 2011/10/23、読売新聞 2013/04/14
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1003065157

内容

“事故”により日本列島が居住不能となり、日本人は世界中の国々に設けられた難民キャンプで暮らすことを余儀なくされた。ここ、チベットのラサから二千キロもはなれたメンシイにも、日本人の難民キャンプがある。国連職員としてキャンプを訪れた“私”の目に映ったのは、情報から隔絶され、将来への希望も見いだせないままに、懸命に「日本人として」生きようとする人々の姿だった(「ディアスポラ」)。いまから十年前に、破滅的な原発事故で国を失った日本人、という設定で、日本人のアイデンティティーを追究した、いまにして思えば「先見の明」としか言いようのない作品。2作目の「水のゆくえ」は同じ設定の下、日本に残り、酒造りを再開しようとする酒蔵の息子を描く。

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