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警察捜査の正体(講談社現代新書 2352)
原田 宏二
著
発行年月 |
2016年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
302p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/現代政治・行政学 |
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ISBN |
9784062883528 |
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商品コード |
1019468548 |
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NDC分類 |
317.75 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2016年02月4週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2016/03/06、朝日新聞 2017/06/11、毎日新聞 2017/07/16 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1019468548 |
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著者紹介
原田 宏二(著者):北海道警元警視長、釧路方面本部長。「明るい警察を実現する全国ネットワーク」元代表。1937年(昭和12年)生まれ。1957年北海道警察に採用され、58年4月から札幌中央署、岩見沢署などで勤務し、1975年に警察庁保安部防犯課に出向、山梨、熊本県警で捜査二課長を経て、82年3月から道警に復帰、道警本部機動捜査隊長、同防犯部生活課長などを務め、89年3月警視正に昇任、道警本部警務部警務課長、旭川中央署長、道警本部防犯部長などを歴任、95年釧路方面本部長(警視長)で退職。
2004年2月10日、札幌弁護士会館で、道警の裏金問題について「告白」会見をひらく。同年3月、道議会総務委員会で証言、『市民の目フォーラム北海道』を設立するなど、警察の健全化、透明化、民主化、冤罪事件の根絶を目指して精力的に活動を続けている。
著書に『警察内部告発者』(2005年講談社刊)、『警察VS.警察官』(2006年講談社刊)、『たたかう警官』(2009年ハルキ文庫刊)、『警察崩壊 つくられた”正義”の真実』(2013年旬報社刊)がある。
内容
「このままでは警察国家が復活しかねない、市民はとにかく自衛するしかない」北海道警の方面本部長を務め、2004年に「警察幹部の裏金」を告発した著者が危惧するのは、警察の捜査権限が拡大しつつあること。治安維持という錦の御旗のもと、刑事訴訟法改正で司法取引の導入、通信傍受対象の拡大が進み、新しい科学捜査が次々導入される。だが法律に照らすと、あまりにも「グレーゾーン」が多いのが警察捜査の正体だ。
「このままでは大警察国家が復活しかねない、市民はとにかく自衛するしかない」
北海道警の方面本部長を務め、警視長で退官、2004年に「道警の裏金」の存在を告発した著者が、今危惧するのは、警察の捜査権限がなし崩し的に拡大しつつあることだ。
「検挙率アップ」「治安維持」という錦の御旗のもと、刑事訴訟法の改正で「司法取引の導入」「通信傍受対象の拡大」が着々と進み、防犯カメラ映像の活用、DNA捜査など、新しい科学捜査が次々導入される。
だが、刑事訴訟法などの法律に照らすと、あまりにも「グレーゾーン」が広がっているのが現在の警察捜査の正体なのだ。
警察組織に自浄作用がなく、チェック機能も働いていない現状では、「警察国家」が誕生しかねない危険もはらんでいる。
本書は、まず、警察の犯罪捜査をめぐる法律を徹底的に点検、幹部が増加し捜査能力が落ちている警察組織を検証する。心ある警察官と、平穏な生活を送り冤罪に巻き込まれたくない市民のための必読書。同時に警察の健全化、民主化、透明化をライフワークとする元警察幹部の集大成となる1冊である。