著者紹介
キートリー,A.(著者):1945年イギリスのウェスト・ミッドランドに生まれる。16歳で英国鉄道に勤めるが、ティリッヒの著作に出会い神学の勉強を決意、バーミンガム大学のジョン・ヒックのもとでウィトゲンシュタインと宗教哲学の関わりについて研究し博士号を取得する。現在は西洋的世界観や認識論に疑問を抱き、東洋の諸宗教、特に禅仏教の世界把握に可能性を認めると訳者に語っている。本書以降の著作にはReligion and Great Fallacy(1983),Into Every Life a little Zen Must Fall(1988)などがある。
星川 啓慈(翻訳):1956年生まれ。1984年筑波大学大学院哲学・思想研究科修了。現在、図書館情報大学講師。 著書 『ウィトゲンシュタインと宗教哲学』(ヨルダン社)、『宗教者ウィトゲンシュタイン』『悟りの現象学』(ともに法藏館)、『シュッツ=ルックマンの現象学的知識論』(コームラ)ほか。