野生のアノマリー―スピノザにおける力能と権力

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  • サイズ B6判/ページ数 529p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861822032
  • NDC分類 135.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

スピノザを現代に蘇えらせた歴史的名著。刊行から27年、翻訳不可能とまで言われたネグリの名高き代表作の待望の邦訳

「我々のスピノザ理解を刷新した偉大な本」――ジル・ドゥルーズ「序文」より
「スピノザの思想は、近代の始まりにおいて『異形(アノマリー)』として登場し、いまや近代の終わりにおいて、根本的に『オルタナティブ』なもの、実際的に革命的なものとして姿を現わす」アントニオ・ネグリ「日本語版への序文」より

目次

第1章 オランダという異形
第2章 スピノザ・サークルのユートピア
第3章 第一の創設
第4章 イデオロギーとその危機
第5章 体系の中断
第6章 野生の異形
第7章 第二の創設
第8章 現実の構成
第9章 差異と未来

著者等紹介

ネグリ,アントニオ[ネグリ,アントニオ][Negri,Antonio]
1933年生まれ。イタリアの思想家。イタリア・パドヴァ大学政治学研究所教授をしていた1970年代、「アウトノミア」運動の理論的リーダーとして注目される。79年、モロ元首相暗殺事件で容疑者として逮捕(冤罪)。83年、獄中から国会議員に立候補し、当選。議員特権により釈放されるが、2か月後、議員特権が剥奪されたため、フランスへ亡命。パリでは、ガタリやドゥルーズなどの支援を受け、パリ第8大学などで教鞭を執り、執筆活動・政治活動にはげむ。97年、自発的にイタリアに帰還し、空港で再逮捕。現在は、イタリアでの刑期が終わり自由の身となっている。2000年に発表した『帝国』が世界的な注目を浴び、地球を2周するほどのグローバルな講演活動を行なっている

杉村昌昭[スギムラマサアキ]
1945年、静岡県生まれ。名古屋大学文学部大学院(仏文科)修士課程修了。フランス文学・思想専攻。現在、龍谷大学教授

信友建志[ノブトモケンジ]
1973年生まれ。京都大学大学院・人間環境学研究科博士課程修了。思想史・精神分析専攻。現在、龍谷大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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