呪いの言葉の解きかた

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呪いの言葉の解きかた

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794970886
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「文句を言うな」
「君だって一員なんだから」
「嫌なら辞めちゃえば?」
「母親なんだからしっかり」……

政権の欺瞞から日常のハラスメント問題まで、隠された「呪いの言葉」を2018年度新語・流行語大賞ノミネート「ご飯論法」や「国会PV(パブリックビューイング)」でも大注目の著者が「あっ、そうか!」になるまで徹底的に解く!

「私たちの思考と行動は、無意識のうちに「呪いの言葉」に縛られている。そのことに気づき、意識的に「呪いの言葉」の呪縛の外に出よう。思考の枠組みを縛ろうとする、そのような呪縛の外に出よう。のびやかに呼吸ができる場所に、たどりつこう。
――それが、本書で伝えたいことだ。」(本文より)


【訂正情報】
本書36頁内、神部紅さまのお名前に「じんぶあかね」とルビがふってありますが、正しくは「じんぶあかい」の間違いでした。
謹んでお詫びを申し上げると共に、訂正させていただきます。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【目次】

第1章:呪いの言葉に縛られない

1 嫌なら辞めればいいのだろうか
2 呪いの言葉の解きかた

第2章:労働をめぐる呪いの言葉

1 アルバイト学生の悩み
2 「カラスはやっぱり黒いです!」――『ダンダリン』
3 持ち込まれた分断――『サンドラの週末』
4 「だらだら残業」という呪い

第3章:ジェンダーをめぐる呪いの言葉

1 「妻」役割をめぐる葛藤――『しんきらり』
2 家事労働はなぜ無償か――『逃げるは恥だが役に立つ』
3 「母なるもの」が追い詰める
4 仕事の上では破綻は見せない――男性を縛る「呪い」
5 支援を受ける権利
6 私は黙らない

第4章:政治をめぐる呪いの言葉

1 原発事故後の情報過疎の中で
2 デモが変えるもの
3 政権との対峙
4 国会パブリックビューイング――可視化が持つ力

第5章:灯火の言葉

1 人を動かす言葉
2 相手と向き合う
3 仕事のうえでの言葉はリップサービスか
4 見つめた先に――『わたしは、ダニエル・ブレイク』
5 偽りの称賛とやりがい搾取

第6章:湧き水の言葉

1 視界が開けて、言葉が湧き出る
2 人生やり直しスイッチは、もう押さない――『カルテット』

あとがき
註一覧
付録 呪いの言葉の解きかた 文例集

◇上西充子(うえにし・みつこ)
1965年奈良県生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得中退。日本労働研究機構(現在の労働政策研究・研修機構)研究員を経て、2003年に転職。現在、法政大学キャリアデザイン学部教授、同大学院キャリアデザイン学研究科教授。2017年3月に衆議院厚生労働委員会にて、2018年2月と2019年2月に衆議院予算委員会にて、意見陳述(順に、求人トラブル問題、裁量労働瀬データ問題、統計不正問題)。2018年6月より、国会パブリックビューイング(@kokkaiPV)代表。著書に、『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』(石田眞・浅倉むつ子との共著、2017年、旬報社)、監修に『10代からのワークルール』(2019年、旬報社)など。『Yahoo! ニュース 個人』や『ハーバー・ビジネス・オンライン』に「働き方改

内容説明

政権の欺瞞から日常のハラスメント問題まで、隠された「呪いの言葉」を徹底的に解く!それでも勇気を出して、一歩踏み出すために!

目次

第1章 呪いの言葉に縛られない
第2章 労働をめぐる呪いの言葉
第3章 ジェンダーをめぐる呪いの言葉
第4章 政治をめぐる呪いの言葉
第5章 灯火の言葉
第6章 湧き水の言葉

著者等紹介

上西充子[ウエニシミツコ]
1965年奈良県生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得中退。日本労働研究機構(現在の労働政策研究・研修機構)研究員を経て、2003年に転職。現在、法政大学キャリアデザイン学部教授、同大学院キャリアデザイン学研究科教授。2018年6月より、国会パブリックビューイング代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

232
国会から家庭まで、呪いの言葉は知らぬうちに自他を傷つけているのだと改めて気づかされた。何気なく使っていた「自己責任」という言葉も、最近では危険物のように思える。本書中、何ともいえぬ辛い気持にさせられるのは育児放棄による事故の例だった。この女性には非もあるが、離婚時に書かされた誓約書を見ると「母」という一語で身動きできなくされている。それをルポした人の「母親を降りることも大切」という提案を、私は受け入れることも否定することもできない。当たり前と思っていた言葉の前で立ち止まらざるを得ない「今」なのだと思った。2021/07/04

どんぐり

104
「国会パブリックビューイング」という団体を結成し、自ら代表となり、街頭上映を中心としながら活動を展開している上西充子さんの本。上西さんを知ったのは、今夏公開の映画『パンケーキを毒見する』で菅総理の国会答弁を分析しコメントしていたのを見てのことである。本書の呪いの言葉は、相手を怯えさせ、萎縮させ、思考と行動を縛るもので、悪意をもって発せられるもの。たとえば、「嫌なら辞めればいい」「恥をかくぞ」などである。→2021/07/12

seacalf

89
『相手の土俵に乗せられず、相手のねらいを俯瞰するかたちで切り返せば、相手の呪いの言葉は無効化できる。』ふむふむ。やり込められてしまう口下手人間なので、多少なりとも参考になった。引用の長さにはびっくりしたが、杉山春さんの著作や『しんきらり』『わたしはダニエル・ブレイク』など気になる作品が紹介されていたし、何よりも国会パブリックビューイングと上西さんの存在を知る事が出来たのが思わぬ収穫。デモについてや、あの日ニュースを見て感じた違和感を上西さん達の活動がクリアにしてくれた。灯火の言葉、湧き水の言葉にも共感。2020/12/22

けんとまん1007

64
日々、周囲に溢れる言葉への違和感と危惧。それは強くなることはあっても、弱まる気配を感じとれないでいた。そこで出会ったこの本の意義は、大きく広がる可能性を感じ取れる。感じていた違和感が、整理できたようだ。以前から、言葉の使い方・論理の在り方には気を配っていた。一つの章が割り当てられた「灯火の言葉」が、とてもいい。少しは、それに近いことを、できているかもしれない。その割合を増やしていきたいし、大きな力になりうるものを感じる。2022/12/10

とよぽん

59
新自由主義、経済最優先、ジェンダー、慣習、人間関係、ネット社会などにおいて、現代は様々な呪いの言葉が氾濫している。息苦しくて生き辛くて・・・と思っている人がたくさんいるのに、自己責任とかで一蹴される。著者は労働問題について研究する大学教授で、悪法が成立しそうになるとデモをしたり、SNSで抗議や批判を発信したり、国会で意見陳述もする、まさに行動する学者だ。物事は数で決まると思ってはいけない。言葉、悪意を持った呪いの言葉で弱肉強食が進む。そんな呪いの言葉に縛られないで生きる方法を示してくれた1冊。2020/06/17

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