ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> スプーンと元素周期表

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電書あり

ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫
スプーンと元素周期表

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年06月02日 20時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150504472
  • NDC分類 431.11
  • Cコード C0143

出版社内容情報

お茶を混ぜるとスプーンが溶ける? 万物の成り立ちを元素で読み解く。解説/左巻健男

内容説明

紅茶に溶ける金属製スプーンがあるって本当?空調ダクトを清潔に保つ素材は?ネオン管が光るのはなぜ?戦闘機に最適な金属は?そもそも周期表の順番はなにで決まる?万物を構成するたった100種類余りの元素がもたらす不思議な自然現象。その謎解きに奔走する古今東西の科学者たちや諸刃の剣となりうる科学技術の光と影など、元素周期表に凝縮された歴史を繙く比類なきポピュラー・サイエンス。

目次

第1部 オリエンテーション―行ごとに、列ごとに(位置こそさだめ;双子もどきと一族の厄介者―元素の系統学;周期表のガラパゴス諸島)
第2部 原子をつくる、原子を壊す(原子はどこでつくられるのか―「私たちはみんな星くず」;戦時の元素;表の仕上げ…と爆発;表の拡張、冷戦の拡大)
第3部 周期をもって現れる混乱―複雑性の出現(物理学から生物学へ;毒の回廊―「イタイ、イタイ」;元素を二種類服んで、しばらく様子を見ましょう;元素のだましの手口)
第4部 元素に見る人の性(政治と元素;貨幣と元素;芸術と元素;狂気と元素)
第5部 元素の科学、今日とこれから(雫下はるかでの化学;究極の球体―泡の科学;あきれる精度を持つ道具;周期表を重ねる(延ばす))

著者等紹介

キーン,サム[キーン,サム] [Kean,Sam]
ワシントンD.C.在住のサイエンス・ライター

松井信彦[マツイノブヒコ]
1962年生、慶應義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻修士課程修了。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんやん

25
元素にまつわるエトセトラ、というかトリビア(?)話題が豊富な上、どんどん移り変わってゆくので、あんまり残らないかも。ポップサイエンスをそれなりに読んで来たので、だいぶ被っているところもあるが、カリフォルニア大学バークレー高の研究者が発見・命名したカリホルニウム、バークリウムなんて笑ってしまう。アメリウム(アメリカ)、ポロニウム(ポーランド)、幻のニッポニウムetc.ルビジウム原子を絶対ゼロ度近くまで冷やすと、電子の運度(方向、速度)が弱まり不確定性が小さくなり、量子の不確定性原理により位置の不確定性が→ 2019/04/25

白義

18
当たり前の話だが元素周期表には現在人類が発見した地球に存在する全ての元素が並べられている。そして全ての元素は何らかの形で人間と関わりがある。つまり、元素周期表には化学の全てと同時に人類史の全てが詰まっていて、それはミクロの目に見えない元素とティータイムのスプーンすら結びつけているのだ。本書では科学だけでなく文学や政治、軍事、神話も含め人間のありとあらゆる営みが元素を中心にして語られている。例えば、ヨウ素とガンディーとインドナショナリズム。あるいはタンタルとニオブと携帯電話と、コンゴ紛争の関係、というように2016/10/27

タカボー

15
これは人類の叡智のダイジェスト。知的興奮の嵐。文系人間の私にはいきなり大学化学で習うs軌道が出てきて、焦ってYouTubeでヨビノリたくみさんのと、ゆっくり魔理沙と霊夢の解説動画を見た。紅茶をかき混ぜたらスプーンが溶ける元素、地球上に28gしか存在しない元素など異端な元素達が愛おしい。そしてギリシャ神話があり、南極探検があり、自宅の庭に原子炉を作ろうとした男、ロシアの元スパイの暗殺まで元素にまつわる古今東西のエピソードが詰まってる。高校の授業でこういうの話してくれたら、化学が絶対に好きになってた。2021/02/12

ケニオミ

10
元素を扱った本としては、異例の面白い本だったと思います。主人公自体無機質であまり味気がないため、主人公を取り扱った有機体である人間に面白味を求めるしかないのですが、著者の話術である程度、その目的は達せられたのではと思います。(科学は面白いという気にはさせてくれました。ただ、冗長な感がありました。もう少しコンパクトにして読者数を増やした方が著者にとっても実り多かったと思います。2015/12/02

人工知能

7
勉強になった。元素と周期表をめぐる科学者や科学のエピソードのはなしがわかりやすく、しかもきちんと書いてある。カルボラン酸という最強の酸、銀や銅がごく微量溶け出して細菌の代謝をとめてしまう滅菌効果、希ガスのソノルミネッセンス効果、原子核の軌道が閉殻になり安定となるマジックナンバー、ボースアインシュタイン凝縮や量子ドットからなる超原子と周期表の関係、など物理・化学・生物にわたって幅広い知識を得ることができた。2017/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9896859
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品