ホンダジェット―開発リーダーが語る30年の全軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103289227
  • NDC分類 538.68
  • Cコード C0095

出版社内容情報

二輪、四輪、そしてビジネスジェット。ゼロからの研究開発、三十年の歳月、莫大な金。創業者の夢は時を超えて二十一世紀の空を飛ぶ。

こんなきれいな飛行機見たことがない! ――新しい伝説が、いま飛翔する。航空ショーに出展されるや一躍、アメリカの航空ファンを虜にした超小型機、ホンダジェット。エンジンから座席シートに至るまで自社設計にこだわった「創業者・本田宗一郎の夢」を乗せた機体が、いま離陸する! 無謀だ、ドン・キホーテだと揶揄されながらも、決して諦めなかった三十年の苦闘に迫るビジネスノンフィクション!

内容説明

新しい伝説が、いま離陸する!30年前、社内にも極秘で始まった研究開発は、悪戦苦闘を経て、世界の賞賛を浴びた。創業者・本田宗一郎の夢が実現するまでに迫ったビジネスノンフィクション!

目次

序章 ホンダ航空機事業参入の衝撃
第1章 創業者精神の水脈
第2章 五里霧中の日々
第3章 ハードウエアで世界を変える
第4章 飛翔への道程
終章 グローバル時代の新次元へ

著者等紹介

前間孝則[マエマタカノリ]
1946(昭和21)年、佐賀県生まれ。石川島播磨重工業(現IHI)でジェットエンジンの設計に20年余従事する。1988年に同社を退職、執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

132
飛行機製造の経験がない自動車メーカーが独自の技術でエンジンと機体を開発するという無謀とも言えるプロジェクト。開発の中心となった藤野氏の存在が大きいが、チャレンジ精神旺盛な企業風土を持つホンダのDNAがあってこそなのだろう。全く新しい物を創り出す時、守破離の考え方が必要なのだ。技術者ならば経験があるだろうけど、良い物が完成するということと、それを事業化して製品が売れるという事は別だ。そこには超えなくてはならないいくつも障壁がある。限られた資源で大きなプロジェクトを進めていく過程など非常に興味深い。★★★★★2018/07/27

もんらっしぇ

78
私、実はホンダという会社には批判的なスタンスで所有したこともない輩(爆) でもこちらは別物。テレビの特集やネットニュースでは追いかけてきた「ホンダジェット」の軌跡。この度、三菱のMRJ・スペースジェットの事業の失敗の報を受け、その理由を自分なりに調べていたところ、ちょうど読友さんが本作のレビューをUPされていたので乗っかってみることにした次第(ヒコーキだけにw)。創業者・本田宗一郎はバイク屋と思われがちですが彼が初めて世に出て働いたアート商会のレーシングカー「カーチス号」(本田氏はメカとして同乗) →2023/02/15

やいっち

52
あの三菱と違ってさすがホンダだ、独創的なジェット機を開発し実用化に至らせていたんだと感激し、新聞で本書の刊行を知り、予約注文までしてゲットした。  ただ、内容については、感想も何もこれから読むから別儀として、本書に肝心のホンダジェット機の雄姿の写真が(白黒の数枚を除いて)ごく少ないということだ。  メカニズムもだが、姿格好のユニークさ、格好の良さも売り物なんだから、カラー写真の数枚も掲載してほしかった。2015/11/13

なにょう

28
良著。専門用語とかも多いけど、読んで良かった。ホンダジェットのデリバリー数が機種別で首位に立った。それはどういうこと?と思い本書を手に取る。なるほど、トップに立ったのも全くの偶然ではない。日本は国産の飛行機で戦争をするような国だったんだ。敗戦で航空産業は解体され、その後国産飛行機の復活に奔走した人たち。その道は険しく死屍累々といったところ。そういった先人たちに続いてひょんなことからホンダが……ホンダも飛行機を売ることまでは考えなかった。しかし、プロジェクトのリーダーにある天啓が下り……2018/03/30

hippos

26
自分の仕事に対する情熱、これがすべて。業種は違っても同じ技術系ということで共感できる箇所が多々あった。後半はリーダーシップ論としても読むことができそう。マルチスペシャリストという言葉ははじめて聞いた。口先ばっかのソフトウェア業界の自称プロジェクトリーダーに読ませたいな。2019/01/07

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