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出版社内容情報
フランス革命の戦塵の中で、すべてを動かす理論が産声をあげた! 敬遠されがちなエントロピーは、発見史を知ることで本質がわかる!わかったようで、わからない――エントロピーについて、そう感じている人はとても多いようです。
「乱雑さ」のこと、と簡単に片づける見方もあれば、エネルギーと並ぶ物理学の最重要概念であり、宇宙のすべてを支配し、
私たちの運命さえも決めてしまう究極の理論、などと、やたら深遠なことを書いてある本もある――
いったいエントロピーって何なのでしょう? 教科書には無味乾燥でとっつきにくい数式が並ぶばかりで、こうした疑問に答えてくれません。
ならば、人類がどのようにして自然の中に潜むこの「怪物」を発見したのか、どのような必要に迫られ、どのようなプロセスをたどり、
どのようにその姿をあぶりだしていったのかを再現し、追体験してみたら、その正体が見えてくるのではないか? これが本書の主旨です。
実はエントロピーに悩んだのは、昔の天才たちも同じでした。あの電磁力学の祖マクスウェルさえも、最初はなかなか理解できなかったのです。
本書の主役となる3人の開拓者は、無理解と闘いながら、いかにしてエントロピーという新概念を見いだし、世界のすべてを記述する理論に育て上げ、
あらゆる科学技術へ応用する道を開いたのか――革命後、無残に没落した祖国フランスを憂える一人の青年の決意から、物語は始まります。
さあ、時代と国境を超えて、エントロピーをさがす壮大な冒険の旅に出かけましょう。
翻訳書『理系のための口頭発表術』の「イケてる」訳文が大好評を博した著者ならではの「ブルーバックス離れ」したナビゲーションも見ものです。
まえがき
第1章 英雄の息子──革命後のパリ
第2章 わが名はエントロピー
第3章 憂鬱な教授──世紀末のウィーン
第4章 分子は踊る
第5章 田舎の天才──南北戦争のアメリカ
第6章 ミクロからマクロへ──「統計力学」の誕生
終 章 放たれた矢──深く、広く
エピローグ 旅の終わりと始まり
参考文献
鈴木 炎[スズキ ホノオ]
著・文・その他
内容説明
難解、無味乾燥、とっつきにくい…エントロピーに悩んだのはあなただけじゃない。物理学史に輝く天才たちもまた、理解に苦しんだ。カルノー、ボルツマン、ギブズらはいかに闘い、自然が隠しもつ神秘を見つけだしたのか?この理論はなぜ、宇宙を支配するのか?彼らの試行錯誤を追体験することで、あなたの目の前にもエントロピーが姿を現す!
目次
第1章 英雄の息子―革命後のパリ
第2章 わが名はエントロピー
第3章 憂鬱な教授―世紀末のウィーン
第4章 分子は踊る
第5章 田舎の天才―南北戦争のアメリカ
第6章 ミクロからマクロへ―「統計力学の誕生」
終章 放たれた矢―深く、広く
著者等紹介
鈴木炎[スズキホノオ]
富山大学理学部化学科准教授。専門は溶液化学・レーザー光化学。理学部化学科の学生を対象とした化学熱力学、並びに経済学部の学生を対象とした一般化学の講義を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かんやん
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kaizen@名古屋de朝活読書会
calaf
nbhd