内容説明
世界銀行、国際移住機関、国連人口基金、ユネスコ。アフガニスタンの国際機関職員として働く4人の日本人が、それぞれの職場から見たアフガニスタンの国と人、援助の実状と将来について熱くレポート。危険と隣り合わせの仕事を選ぶまでの道のりと、これからの国際機関職員をめざす人たちへのメッセージを語ります。
目次
第1章 アフガニスタンってどんな国?
第2章 アフガニスタンの貧困削減
第3章 国を追われる人々
第4章 文化の復興と国の再建
第5章 アフガニスタンと女性
第6章 アフガニスタンの将来と国際開発援助の役割
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miki Shimizu
3
国連関係の仕事についてる人が、仕事について語る。物騒なニュースだけではわからない、アフガニスタンの人たちの生活してる様子や、国内の様子がなんとなく感じられる。「中東」とかひとくくりにしていない情報がステキな感じ。2015/02/21
takizawa
1
4人の経歴に驚いた。国際機関で働くためには、修士号保持が必要なのだけれど、それよりも運やタイミングがものをいう。それまではインターンやコンサルタント(契約社員)で身分は不安定なまま。「私はあなたの機関に貢献できるし、私を雇わないこと自体、あなたの機関にとって損失です」と言えるように、限られた知識・経験でも、どのように貢献するか具体的に説明することが大切。それにしても、暴力と汚職、貧困というイメージとは裏腹な、アフガニスタンの国土の美しさときたら!2009/06/14
lamara
0
「普通」の生活ができるありがたみを実感した。 タリバン政権になり1年経過、ニュースではアフガニスタンについての報道はされなくなっているが、自主的にYouTube等でアフガニスタンの情報を得るようにしている。