岩波ジュニア新書
あなたにもできる災害ボランティア―津波被害の現場から

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  • サイズ 新書判/ページ数 182p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005005253
  • NDC分類 K369
  • Cコード C0236

内容説明

被災者のために何かをしたい!でも自分に何ができるのだろう?そんな思いをもつ人は多いのではないでしょうか?本書は、津波で被災したスリランカやタイで行われている実例を紹介しながら、特別な技能がなくても、大きな組織に属していなくてもできるボランティア活動を紹介します。

目次

1 組織に属さないボランティア(被災地応援ツアー;カウボーイと呼ばれたジャニック;善意をかたちにするのはむずかしい―リンダの物語)
2 傷ついた子どもたちのケア/環境を守る(体験を分かち合うことの大切さ―あしなが育英会の交流キャンプ;伝統に根ざしたダンスで心を癒す;寄付金で幼稚園を建てる ほか)
3 人権を守る/女性たちの生活を守る(人を助けることは自分を助けること;夫を失った女性たちの自立を支える;移住者たちのたくましさに学ぶ ほか)

著者等紹介

カクチ,スベンドリニ[カクチ,スベンドリニ][Kakuchi,Suvendrini]
ジャーナリスト。スリランカのコロンボ大学法学部で学ぶ。上智大学留学後、セイロン・オブザーバー紙、共同通信外信部を経て、国際通信社IPS(インタープレスサービス)日本特派員。1997年ハーバード大学留学。アジアと日本との関係、環境、マイノリティ、ジェンダーなどをテーマに取材活動を続けている

大倉弥生[オオクラヤヨイ]
1960年生まれ。1984年立教大学法学部卒業。出版社勤務を経て、1991‐1995年タイ在住。開発途上国への援助のあり方を問う市民運動や在日タイ人女性支援活動にかかわる。現在オーストラリア在住、翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

3
被災の子供の色絵。スマトラ沖地震の経験で3.11を見ると違った視点を得ることができる。個人や小集団で忍耐強くボランティアに焦点をあてるのは重要(ⅶ頁)。スリランカでのヴォランティアでの経験で、何歳になっても誕生日を祝う風習は大切なことだと思える(14頁)。章末に□のチェック欄で著者からのアドヴァイスが書いてある。シュラマダナはシンハラ語で「地域のために共同作業をする」(24頁)。日本の限界集落は撤退の対象ともされているが、共同作業できなくなりつつあることも事実。本著と合わせて、野田真里先生の本も読みたい。2013/03/06

quiz9

0
意思をもって動け、わたし。 「情けは人のためならず」2011/04/08

流星

0
多少疑問が残る(…と言うより、見方が一方的に思える)ところも多いが、まぁ間違ったことは書いてないか…。細かな条件付けや、さりげなく書いてあるポイントを読み落とすと、読み手の解釈が変わりそう…2011/03/23

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