出版社内容情報
原因がわからず治療法もなかった遺伝性の難病。工夫された遺伝子治療によって見えてきた希望を綴る。
内容説明
筋ジストロフィー、パーキンソン病、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、球脊髄性筋萎縮症など、有効な治療法がなく患者と家族を苦しめてきた、神経・筋肉を侵す難病。医学の進歩によって分子生物学的な理解がすすみ、遺伝子治療の希望が見えてきた。歴史的エピソードや豊富な臨床体験を交え、発見の臨場感をこめて綴る。
目次
1 神経内科で出会った難病
2 筋肉がこわれていく―筋ジストロフィー
3 遺伝のしくみ
4 筋ジス犬が歩いた―ジストロフィンと遺伝子治療
5 凍りついた体―パーキンソン病
6 遺伝子の魔女を狩る―ハンチントン病
7 究極の難病―筋萎縮性側索硬化症(ALS)
8 明治日本で発見された難病―球脊髄性筋萎縮症
著者等紹介
小長谷正明[コナガヤマサアキ]
1949年生まれ。1975年名古屋大学医学部卒業。1979年名古屋大学大学院医学専攻科博士課程修了。専攻は神経内科学。現在、国立病院機構鈴鹿病院長。医学博士、神経内科専門医、認知症学会専門医、内科学会認定医、名古屋大学医学部併任講師、藤田保健衛生大学客員教授、愛知医科大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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