内容説明
昆虫、キノコ、魚など、地球上には数万種の「光る生きもの」がいる。生物はいつ、どうやって光る能力を手に入れたのか。光を使った驚きの生存戦略とは。発光のしくみを解明し、進化の道筋を巻き戻していくと、舞台は暗闇に満ちた太古の深海へ。生物が放つ光に魅せられた著者が、ダーウィンも悩んだ「進化の謎」に挑む。
目次
1 意外に少ない陸上の発光生物
2 海が発光生物であふれているのはなぜか
3 光るなんてことがなぜできる?
4 ティラノサウルスはホタルを見たか
5 イクチオサウルスの巨大な眼は光るサメを見たか
6 おわりに:進化のテープをリプレイしたら
著者等紹介
大場裕一[オオバユウイチ]
1970年北海道札幌市生まれ。小1から高3まで山形県に育つ。北海道大学理学部化学科卒業。同大学院理学研究科修士課程修了。総合研究大学院大学博士課程修了。博士(理学)。基礎生物学研究所博士研究員、名古屋大学大学院生命農学研究科助教を経て、中部大学応用生物学部准教授。専門は発光生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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