内容説明
今日の代表的詩人を網羅し時代の言葉の可能性を最も遠くまで展望。
目次
詩篇１９６９～１９７１から
詩集「最後の授業／カントリー・ライフ」から
詩集「急にたどりついてしまう」全篇
詩集「結婚入門」から
詩集「地下帝国の死刑室」から
詩篇１９８９～１９９１から
エッセイ
詩人論・作品論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜井晴也
2
「私たちは／一滴ずつの／雨の力で／辛抱づよく／硬い岩のあいだに／光の入口をつくって／生まれてきた／／だから、何だってできるよ／だから、何だって灰色に塗りつぶせる／だから、親なんていつだって殺せるさ」2010/07/24
佐々木雅弥
0
福間健二は観念の二字のみ。しかしこれは尊いと思う。詩の構造自体は丁寧で、本当に勉強になった。2009年辺りに何度か話せる機会があったが、私が彼にとって本気で話すに値しない人物であることと、彼が老いて衰えていたようにみえたことが、少し悲しくなった。
