内容説明
鐘紡を舞台として日本産業資本の指導者となり実業同志会を結成して政治に新風を注ぎ、更に時事新報に迎えられて言論界に活躍した武藤山治は、可惜不慮の兇弾に仆れた。しかしその高潔な人格と卓越した識見とは、福沢精神の実践者として不滅の光を放っている。本書はその生涯を叙して余すところなく真骨頂を浮彫りにした。
目次
第1 木曽川およびその沿岸の村々と蛇池村
第2 父祖の感化と幼・少年時代の武藤山治
第3 学生時代の武藤山治
第4 遍歴時代の武藤山治
第5 財界時代の武藤山治
第6 政界時代の武藤山治
第7 新聞界時代の武藤山治
武藤山治著書・論文