閉じた世界から無限宇宙へ

閉じた世界から無限宇宙へ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 231,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622016700
  • NDC分類 402

内容説明

本書は、17世紀における知的変革の基礎構造を、中世の閉じた階層的世界像から、近代の無限にして一様な宇宙像への移行としてとらえ、その移行過程を15世紀中葉のクサのニコラウスから、18世紀初葉のクラーク、ライプニッツ間の論争にいたるまで、一次資料そのものを豊富に用いて詳細に論じている。17世紀思想史研究に重要な貢献をなした注目の書である。

目次

1 天空と天界―クサのニコラウスとマルケルス・パリンゲニウス
2 新天文学と新形而上学―N.コペルニクス、Th.ディゲス、G.ブルーノ、W.ギルバート
3 新形而上学に対立する新天文学―ヨハンネス・ケプラーによる無限の排斥
4 以前には見られなかった諸物と以前には考えられなかった諸思想―ガリレオとデカルト
5 無際限な延長か無限な空間か―デカルトとヘンリー・モア
6 神と空間、精神と物質―ヘンリー・モア
7 絶対空間、絶対時間とそれらの神に対する関係―マルブランシュ、ニュートン、ベントリー
8 空間の神格化―ジョゼフ・ラフソン
9 神と世界―アイザック・ニュートン
10 絶対空間と絶対時間―バークリーとニュートン
11 就業日の神と休息日の神―ニュートンとライプニッツ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

monado

1
16、17世紀の宇宙観の変遷を、主にニュートンを中心として知識人たちの論争を丹念に追っていく。 技術がない頃なので、想像でしか宇宙の果を見ることができない時代において、宇宙の大きさや無限性をどのように考えていたのか。各人意見があり、直感派のブルーノ、論理でつめるが観測が伴わなかったケプラーなど。2022/09/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/922362
  • ご注意事項

最近チェックした商品