内容説明
夫婦の絆が固く、仲よく子育てに励む姿から「オシドリ夫婦」という言葉が生まれた鳥社会に、不倫や浮気はないのか。つがいの子育てを助ける「ヘルパー」の存在が知られるようになったが、一見ボランティアに見えるヘルパーにどんな利益があるのか。キツツキのいない島に、キツツキの代理をする鳥が、どうして出現したのか。こうした鳥社会の謎の数々を解く楽しさを、エピソード豊かに生き生きと綴る。
目次
第1章 鳥類学のすすめ
第2章 鳥の卵
第3章 鳥のねぐら
第4章 鳥のなわばり
第5章 鳥の結婚
第6章 鳥の利他行動
第7章 鳥の適応放散
著者等紹介
山岸哲[ヤマギシサトシ]
1939年(昭和14年)、長野県須坂市に生まれる。61年、信州大学教育学部卒業。大阪市立大学理学部教授を経て、現在、京都大学教授(大学院理学研究科動物学教室)。山階鳥類研究所副所長(併任)。専攻、動物社会生態学
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