内容説明
四季折々の夜空に輝く星々と無数の銀河。壮大な宇宙紀行にあなたをいざなう。
目次
第1章 冬から早春の星空(1月―冬空に輝く若き星たち;2月―南極老人星・カノープスと天狼星・シリウス;3月―春に出現する大彗星と南十字星)
第2章 春から初夏の星空(4月―天空のダイヤモンド・球状星団とおぼろ月夜;5月―おとめ座に咲き乱れる銀河の花々;6月―梅雨の晴れ間の天の川下り)
第3章 夏から初秋の星空(7月―宇宙の遠距離恋愛・七夕伝説;8月―夜空を飾る星花火・ペルセウス座流星群;9月―孤高に輝くみなみの一つ星)
第4章 秋から初冬の星空(10月―アンドロメダ大銀河とその仲間たち;11月―流れ星が降りそそぐしし座流星群;12月―星空に浮かぶ「宇宙水族館」)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
27
現在は国立天文台の特任教授をされている著者が助教授時代に書かれた一冊。天文学の入門書も兼ねた表現力と星空への愛に溢れたエッセイ。季節ごとの星空の特徴や星座の話、宇宙のインフレーションやブラックホール、銀河のことを短く分かりやすく書きながらエッセイとしてまとめている。ビジュアル面も美しい銀河や星雲のカラー写真があって魅了されてしまう。面白かったのは流れ星について中国では悪いイメージがあるが、日本は歴史的に良いイメージをもって受け止めていたそうで星の見え方に対する受け止め方も国や文化で様々なんだそうだ。2022/10/27
YhayaC
0
★★★★2009/11/10
Charon
0
よく NHK で著者のお話を耳にするが、話の上手い学者さんである。本書でも同様で、天文学の難しい話題もある中にも、好きな人と星空を見上げたときに使ってみたいような気の利いた気軽ネタもちりばめてあって、楽しく読める。季節・月順の目次立ても良い。('03頃了)