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内容説明
ニュートンの枠組を越えた新しい数学。今からほぼ十年前、「カオス」と「フラクタル」という言葉が相次いで誕生し、数学と科学の世界に大きなショックを与えた。カオスのほうはすぐに興味を持つ研究者が続出した。一方フラクタルは、70年代の終りあたりから、物理・地理・建築・美術・哲学などの分野の人々の注目をあび、一躍話題の中心となった。このカオスとフラクタルとはどんなものであろう。実は両者は密接な関係にあり、それを含めてわかりやすく解説したのが本書である。
目次
第1章 非線形とは何か
第2章 個体群生態学での非線形とカオスの発見
第3章 カオスの物理・カオスの数理
第4章 工学および数値解析とカオス
第5章 カオスからフラクタルへ
第6章 カオスとフラクタル―今後の展望
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テキィ
7
ぼくが高校生だった80年台にカオスの本を初めて読んだ記憶がよみがえる。ああ、あの頃はやっていたのね。その本は入院した高橋君に貸したきりだなぁ。なんていう本だったんだろう? さて、この本は数式が結構出てくる。数式は日本語じゃないので、ぼくにはちょっと読みづらいんだけど、数式でしか伝わりにくいこともあるのでこれはこれでいい。ブルーバックスってこんなに内容難しかったっけ?それに比べて最近の新書はわかりやすくなったな。まぁ全体にバカになっただけか。w2010/08/29
Galileo
1
学生のときは読書=熟読だったので、最初の証明で止まってしまいました。今回はわからない箇所でも気にせず、先へ進みました。カオスは決定論から非決定論への変化、フラクタルは自己相似ということでしょうか。2022/10/04
ちくわん
0
昭和61年、第1刷。当時は流行ったよな~。
ぴろし
0
所蔵印ぽち。2015/01/24