出版社内容情報
紙・火薬・羅針盤という中国の三大発明,発明王エジソンの手になる電灯・蓄音器,ライト兄弟がつくった飛行機など,歴史の中の多種多様な技術は,いつ誰が,どのように発明したのだろうか.世界の歴史を動かし,今日の生活や産業の基礎になっている50の発明を記述したコンパクトな技術史の事典.世界史や理科の学習に役立つ.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
37
ほぼ現代社会においてなくてはならないものばかりである。印刷機、カメラ、自動車、ラジオ、麻酔などの発明を簡素化して説明。工作機械など最近の技術かと思ったが、産業革命時にすでにベースは出来上がっていた。ミシンも最初は職を奪う機械とみられ、焼き討ちにもあったらしい。ちと物足りな説明だが、青少年にはいいかも。2019/10/09
greenman
5
本書を読んで幼い頃に読んでいた歴史上の人物と発明の本を思い出した。その本よりもずっと発明の発展について詳しく書いていて、6,7歳児の自分にはこの本は分からなかっただろうなぁと感じた。今でも読み進めるのが大変なほど内容は結構詳しく技術や化学式をのせていて、理系の考え方に慣れていないと結構キツイ。しかし現代の技術の源流は必ずしもヨーロッパで生まれたものは多くないが、近代とよばれる時代ではヨーロッパで重要な発明・改良が多く生まれたことを思い知らされた。現代はよりグローバル化になり、どこから発明が出るかわからない2012/09/27
naoto
2
50項目について、発明の簡単な歴史集。端々にジューヌ・ベルグのSF小説の話が出てくる。ジューヌ・ベルグってすごいんだな、と実感。2012/08/02