出版社内容情報
二千年にわたり人間の複雑多彩ないとなみを川面に映してきた「河の王者」ライン.その歴史はすなわちヨーロッパの歴史である.ラインを愛してやまぬ著者が長年の体験と該博な知識をかたむけてつづったライン讃歌.流域にゆかりある人々の物語,地誌と歴史,ブドウ酒や古城の話に,読者は興趣つきぬラインの旅を楽しむであろう.
内容説明
2000年にわたり人間の複雑多彩ないとなみを川面に映してきた「河の王者」ライン。その歴史はすなわちヨーロッパの歴史である。ラインを愛してやまぬ著者が長年の体験と該博な知識をかたむけてつづったライン讃歌。流域にゆかりある人々の物語、地誌と歴史、ブドウ酒や古城の話に、読者は興趣つきぬラインの旅を楽しむであろう。
目次
どこからどこへ
ライン略史
ライン人物像
ライン‐ワインとは
ラインの古城
ライン余情
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
140
この本が出されたのは40年前ですが、私がドイツに行く前に読んだのを思い出して読み直しました。内容は結構古いのですが基本的なラインをめぐる景色などは変わっていまいと思います。ドイツの人物の温かさも書かれていてゆったりした気持ちで読めます。最近、ドイツもアメリカ化してしまってフォルクスワーゲンの話があったりですが、むかし私もその工場見学をしたのですが、当時では考えられないことでした。2016/02/29
スズツキ
3
ライン河を軸としたドイツ回顧録。ゲーテやシャルルマーニュなど縁の深い人物を通した分析。なかなか良かった。2016/05/09