藤原頼長（1120年～1156年）平安後期の公卿。関白藤原盛実の次男。母は忠実の養子となる。異母兄忠通の養子となる。1130年（大字）元服にあたって正五位下に叙 ...

苛烈な性格で知られる一方、当代一の誉れ高き文人でもあった頼長。その雅な一面に焦点をあて、新たな人物像を浮かび上がらせる。

執政から謀反人になった父、罪人から大臣になった子。貴族の世から武士の世への端境に生きた摂関家父子の生涯。

保元の乱（保元元）京都で起こった争乱。同年7月2日の鳥羽法皇の死去を契機として、天皇家では崇徳上皇と後白河天皇の兄弟、摂関家では藤原忠実・藤原頼長の父子と忠実の ...

... 藤原頼長諸博士を招き束帶して先聖先師の影を拜し得業生藤原成佐をして左傳第一巻を講ぜしむ事畢り詩を開き庚子は文宣王の誕日なるを以て自今此の日を以て例式をなし更に三傳三詩書易論語孝經を講ぜんことを約す(續通鑑)〇八月從五位下大内記藤原令明卒令 ...

... 頼長の因明研究が漢籍の研究に論理的な思考法を導入するために行われたと考えられ、以後この理解が行われて来たが、横内氏はこれを批判され、頼長の因明研究は南都の仏教勢力と結び付い横内裕人「藤原頼長の因明研究と南都仏教―院政期小乗仏教試論 ...

索引. 源頼賢、父爲義に陥って院の名に應ず保今鏡 10K 薩原頼長と兵を擧ぐ今鏡 110 母は藤原璋子たり今鏡一定海、崇徳院の護持僧たり今鏡 10 藤原忠通の女藤原聖子、院の皇后たり今鏡一源行宗の女をし重仁親王を生む今鏡一岐へ遷幸す今鏡 100 仁和寺僧元性 ...