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生命の劇場(講談社学術文庫 2098)

ヤーコプ.フォン・ユクスキュル  著

入江 重吉, 寺井 俊正  翻訳
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価格 \1,188(税込)         

発行年月 2012年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 317p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/生物学/生物学一般
ISBN 9784062920988
商品コード 1008328917
NDC分類 460
基本件名 生物学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2012年03月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1008328917

内容

ダーウィニズムと機械論的自然観に支配されていた二十世紀初頭、人間中心的な世界観を退けて「その生物が周囲に与える意味の世界」すなわち「環世界」の概念を提唱し、その後の動物行動学や哲学、生命論に影響を及ぼした生物学者の最晩年の著作。対話形式で独自の世界観を展開し、自説への批判とそれへの反論をも明快に語る、今も新鮮な科学の古典。


生物から見た世界=「環世界」とは何か。
20世紀の動物行動学・生態学・生命論の先駆をなした生物学者が語る、音楽的<生のドラマ>の総譜。

ダーウィニズムと機械論的自然観に支配されていた二十世紀初頭、人間中心的な世界観を退けて「その生物が周囲に与える意味の世界」すなわち「環世界」の概念を提唱し、その後の動物行動学や哲学、生命論に影響を及ぼした生物学者の最晩年の著作。対話形式で独自の世界観を展開し、自説への批判とそれへの反論をも明快に語る、今も新鮮な科学の古典。

生命は種子を播く人に似ています。彼は、何千ものゲシュタルトを秘めた種子を、まるで火花の雨のように散布するのです。風に自らを委ねる種子とか、海水中を雲霞のように漂う多種多様なプランクトンの群れを思い浮かべさえすればいいのです。種子を播く人は、彼が散布する何千もの生命の火花はどれもけっしてなくなりはしないことを知っています。というのは、あらゆる生命は一つのものであり、結局は自己自身へ帰ってくるからです。――<本書より>

※本書の原本は、1995年に博品社より刊行されました。

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