内容説明
江戸後期の時代にあって、景保は世界をどう描いたか―「新訂万国全図」とは?その制作過程をスリリングに読み解く。
目次
第1章 アロウスミス地図を発見する
第2章 高橋景保とその時代
第3章 景保が『北夷考証』を書く
第4章 『新訂万国全図』の基本底本の発見
第5章 新発見アロウスミス図は景保の『アロウスミス方図』である
第6章 『新訂万国全図』の成立過程
第7章 『新訂万国全図』の製作
第8章 シーボルト事件
著者等紹介
二宮陸雄[ニノミヤリクオ]
1954年東京大学医学部卒業、同大学生物系大学院修了、医学博士。東京大学医学部内科、アメリカ糖尿病学会研究員、トロント大学バンティング・ベスト医学研究部員、ベスト研究所員を経て、千代田区に診療所を開く。アメリカ糖尿病学会会員、日本医史学会会員。東京大学、筑波大学で西洋古典語を教える。医学史、医療問題、言語学および「古事記」についての著述と文学創作を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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