内容説明
民衆思想家・前田俊彦、安里清信、貝澤正から浮き上がる田中正造像。
目次
第1部 民衆政治家として(田中正造像の変遷;江刺県鹿角での経験;議員時代点描)
第2部 治水行脚をつうじての思想の深まり(一九〇九(明治四二)年の新境地
最晩年の行脚
無私、無宿、無所有の生活
愚と聖の弁証法
新井奥邃と田中正造)
第3部 民衆思想の継承(瓢鰻亭 前田俊彦;沖縄の思想家安里清信;アイヌの思想家貝澤正;田中正造の思想的可能性)
著者等紹介
花崎皋平[ハナザキコウヘイ]
1931年、東京に生まれる。哲学者。北海道小樽市在住。北海道大学教員を経て、ベトナム反戦運動、成田空港や伊達火力、泊原発などの地域住民運動、アイヌ民族の復権運動への支援連帯運動に参加する。1989年ピープルズ・プラン21世紀・国際民衆行事で世界先住民会議の運営事務局に参加。現在、「さっぽろ自由学校(遊)」、ピープルズ・プラン研究所の会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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