歴史的ヨーロッパの政治社会

歴史的ヨーロッパの政治社会

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  • サイズ A5判/ページ数 606p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784634672123
  • NDC分類 230
  • Cコード C3022

出版社内容情報

中世から21世紀まで、東中欧・西欧からアメリカ大陸まで、歴史的に形成された広義のヨーロッパを分析的に論じ、その歴史の複合性・重層性・ダイナミズムと取り組みながら、近代がもたらした国家や国民性、さらには近代史学そのものを照射しようとする意欲的な試み。

目次

準えられる王―初期中世ヨーロッパの政治社会
シチリア伯ロゲリウス一世の統治―ノルマン統治システムの基礎
近代スウェーデンにおける帰属概念の展開―ナショーンと祖国
一七世紀スコットランドにおける革命と政治社会―議会制定法の分析から
カトリック改革期の聖体会―パリを中心に
地方長官と助産婦講習会―併合期ロレーヌの遺制と国家プロジェクト
プロテスタント国際主義を生きる―J.C.ヴェルンドリの遍歴一六五六~一七二四年
帝国と言語―一八世紀メキシコをめぐるカスティーリャ語化政策とその波紋
マンチェスタ騒擾とジョージ一世―フランス語文書に見る一七一五年の政治社会
一八世紀イギリス地方都市の下院議員選挙―一七五〇年代半ばのベリ・セント・エドマンズ市の事例
急進主義・博愛・農業―「ジャコバン・シティ」ノリッジのある社会改良家の活動から
ナポレオン戦争期における政治社会の再編―貧民の状態改善教会とイギリス社会改革
旧き腐敗の風刺と暴露―十九世紀初頭における英国国制の想像/創造
「ボトル騒動」と総督―十九世紀初めのダブリンの政治社会
結社のネットワーク―一八四〇年代ベルリンの貯蓄協会運動をめぐって
祭典熱の時代―「つくられたチェコ性」によせて
甦る過去―ノヴァスコシア地域における英・仏・先住民関係

著者等紹介

近藤和彦[コンドウカズヒコ]
1947年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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