薬物乱用・中毒百科―覚醒剤から咳止めまで

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  • サイズ B5判/ページ数 411p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784621083253
  • NDC分類 493.155
  • Cコード C0047

内容説明

薬物乱用のすべて―作用機序、急性中毒、慢性中毒、耐性、離脱、再燃(フラッシュバック)、乱用の実態(事例)―を体系的に分かりやすく解説したわが国で初めての成書。覚醒剤、大麻、幻覚剤、興奮剤、麻薬、吸入物質から咳止めに至るまで、乱用物質について、過去から現在にわたり、将来の見通しも含めて詳述。1,400の文献から乱用の事例を取り上げて解説し、乱用物質の本質をつまびらかにした著者畢生の労作。厄介な新規物質、デザイナードラッグに注目して詳述。学術書とは思えない臨場感にあふれた事例が満載。わが国の事例はほぼ網羅。

目次

1 覚醒物質
2 大麻
3 幻覚剤
4 解離性麻酔剤
5 興奮剤
6 麻薬
7 吸入物質

著者等紹介

内藤裕史[ナイトウヒロシ]
1932年東京都生まれ。1960年札幌医科大学卒業。1965年~1967年米国エール大学附属病院で麻酔科研修医。1969年札幌医科大学助教授。1971年~1972年エール大学薬理学研究室研究員。1976年筑波大学教授。1995年茨城県立医療大学副学長、筑波大学名誉教授。2001年茨城県立医療大学名誉教授。2004年4月「中毒学の確立」で吉川英治文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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のっち♬

123
2011年発刊。乱用物質の現状を体系的に解説。規制と需要で氾濫するデザイナー・ドラッグにも着眼し、覚醒剤・幻覚剤と別に「興奮剤」の枠組みを追加。英米のパーティ文化やエイズ治療薬との相互作用など時流の概観にも重要な観点と言える。参考文献1,400。妄想由来の理不尽な殺傷事件、数十年後でも起こる再燃、著しい個体差、CIAの非人道的実験、戦中の画策、自他や子供への不可逆な影響など専門外読者も興味深く読ませる臨場感とコンテンツの網羅度。統合失調症との関係は病が依存を呼ぶのか逆なのかという文明的命題すら突きつける。2023/07/26

だまし売りNo

2
薬物乱用を続けると、薬物に対する欲求が激しくなり、強迫的な使用(精神依存)に拍車がへと拍車がかかる。突然激しく咳き込み始める。気管支には多少の痰も絡み始め、鼻水とともに涙までもがとめどなく流れ出す。身体依存に陥ると、薬物なしでは呼吸停止や痙攣を含めた激しい禁断症状が起きる。2020/09/21

awa

1
事例が豊富に掲載されていて読み物としても面白い。シンナー吸うぐらいなら他の麻薬吸う方が体に害が無さそう2014/10/10

偽教授

1
かなり本格的な本。資料価値は高いと思う。2012/10/02

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